リズディアとチェルエールの仕事モード?
エルメアーナは、ヒュェルリーンが、リズディアとチェルエールに挟まれて、ヒュェルリーンの胸やら、脇腹やらを、触られて恥ずかしそうにしているのを見て、かなり、引き気味になっている。
さっきまで、自分が、同じようにされていたので、その時の記憶が戻ってきたようだ。
エルメアーナは、その様子を見て、ゾッとしていた。
そんなエルメアーナに、気づく事なく、チェルエールは、ヒュェルリーンの胸を持ち上げるように揉み上げ、リズディアは、ヒュェルリーンの腕を掴んで、チェルエールの手助けをしていた。
「ねえ、リズ。 やっぱり、大きくなると、下がるけど、これを上げるようにするのよね。 これ、子供に授乳させている時って、とても大きくなるし、パンパンに、はる感じよね」
チェルエールは、今回のリズディアの開発目的を知っている様子で、確認のために聞いたようだが、どうも、少し方向性がズレたようだ。
「それなら、出産間近になった妊婦さんも一緒よ。 私は、どちらかというと、出産間近の胸の方が好きだわ」
「まあね。 その二つから選べと言われたら、私も出産間近の胸の方が好みね」
リズディアは、ヒュェルリーンの腕を押さえて、チェルエールは、ヒュェルリーンの胸を持ち上げるようにして、話しをしていた。
チェルエールは、気持ちよさそうな表情をしているが、ヒュェルリーンは、恥ずかしそうにしていた。
「でも、ヒェルは、妊娠しているわけでもないのに、とても、大きいわよ」
「うーん、案外、ジュエルイアンに、未だに授乳しているとか?」
リズディアは、ヒュェルリーンの旦那の名前を出した。
(えっ! ヒェルは、旦那さんに、オッパイを飲ませているのか!)
少し離れたところで、話を聞いていたエルメアーナが、青い顔をして聞いていた。
「ああー、それはないわね。 この胸は、授乳期の胸じゃないわ。 ただ、大きいだけって、感じよね。 なんで、ヒェルだけ、こんなに大きくなるのかしら」
リズディアの意見は、チェルエールによって、直ぐに否定されたので、それを聞いたエルメアーナは、ホッとした表情をしていた。
「エルフだからって事も無いのよね。 本当に、こればかりは、個人差なのよ」
「そうよね。 年齢によっての違いも無いし、こればかりは、まったく、傾向が掴めないのよね」
ヒュェルリーンの前後にいる、2人は、自分達より大きな胸を持っていることが、羨ましそうに言う。
(おい、あの2人、私よりは大きいのに、……。 でも、ヒェルよりは、小さい。 あれだけ大きくても、まだ、大きくしたいのかよ)
エルメアーナは、自分の胸を確認しつつ、3人の様子を確認していたが、その表情は、嫌そうにしていた。
「ねえ、リズ。 このヒュェルリーンの胸を基準なのよね。 これを、10代の形になるようにするの?」
胸を持ち上げつつ、チェルエールは、リズディアに聞いた。
「ああ、それだけじゃないわ。 基本は、10代の胸の形にできるようにしておけば、20代・30代の形の要求でも、対応が取れるとお思うのよ」
(ああ、トップの位置と、下乳の形は、10代の胸が一番上に向かっているのか。 やっぱり、あの時代の胸の形は、とても綺麗だったわね。 最近、私も柔らかくなってきたから、下がるのよね)
チェルエールは、何か考えながら、ヒュェルリーンの胸を持ち上げていた。
「じゃあ、このヒェルの胸が、彼女のような形になるようにデザインできる衣装なり、下着なりを作ることが出来れば、良いわけよね」
チェルエールは、ヒュェルリーンの胸を持ち上げながら、エルメアーナを見ると、エルメアーナは、自分の胸を隠すように胸の前で、両腕を組んで、一歩下がった。
「ちょっと、チェル。 エルメアーナの胸を、また、触りに行ったら、怒るわよ」
(もう、私ので我慢してよね。 しっかり、触らせているのだから、もう、エルメアーナを餌食にしないでよ)
ヒュェルリーンは、頬を赤くして、恥ずかしのか、くすぐったいのか、何とも言えない表情で、チェルエールに注意を促した。
ヒュェルリーンとしたら、カインクムの娘である、エルメアーナに、あまり、彼女が嫌がりそうなことはさせたくないと思っているようだ。
元皇女殿下のリズディアと、元高位貴族だったチェルエールと言えど、自分を慕ってくれるエルメアーナに、あまり、好き勝手に、おもちゃにされるのは、面白くないと思ったのだ。
「ねえ、リズ。 ヒェルの胸だったら、大体こんな感じになれば良いかしら?」
チェルエールは、そろそろ、仕事モードに切り替わったようだ。
胸の位置を確定するように、両手で持ち上げていた。
そう言うと、後ろで、ヒュェルリーンの腕を押さえていたリズディアが、その手を離して、チェルエールの横に行くと、チェルエールが持ち上げているヒュェルリーンの胸を凝視した。
「うーん、そうね。 もう少し上に上げられるようにしたほうが綺麗かもしれないわ」
リズディアの言葉を聞いて、チェルエールは、ヒュェルリーンの胸を少し持ち上げた。
それをチェルエールの後ろから、リズディアが確認する。
「うん。 この位じゃないかな」
「分かったわ。 じゃあ、この形をイメージして、サンプルを作っておくわ」
「よろしくね。 あなたの腕なら、綺麗にデザインできるでしょ」
「まあね。 ここまで、大きいと、ただ、形に合わせただけだと、厳しいかもしれないわね」
「でも、チェルなら、厳しくても、何とかするでしょ」
「ふふん。 任せておいてよ。 ちゃんと作っておくわよ」
チェルエールは、やる気を見せていた。
今のチェルエールは、真剣に、ヒュェルリーンの胸に向き合っていたので、ヒュェルリーンは、先程より恥ずかしそうではない。
どちらかというと、ホッとした様子になっている。
(なんで、最初から、仕事モードで触らないのかしら。 これなら、恥ずかしくも、くすぐったくもないのに、チェルも、リズも、どうも、毎回、遊ぶわよね。 それが無かったら、警戒しないのだけどね)
そんな中、チェルエールとリズディアは、2人の世界に入り込んで、話をし始めていた。
それは、身長180センチのヒュェルリーンの前に、155センチのリズディアと、150センチのチェルエールが話し合っているのだ。
ヒュェルリーンの胸が2人の目の前にあるので、検討するには丁度良い位置のようだった。
ただ、エルメアーナは、未だに警戒は解いていないようだ。




