表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/62

第十八話 はぁ……ですわ。


 あー、この感じ。またか。


 満たされて死んだ。はずなのに。


 こう何度も死んでは生きてを繰り返すとなぁ……。



 …………でも、色々と柔らかかった。

 最高だった。もう一回、もう一回。


 クレープ。パンケーキ。


 

 どうにかして生き延びたいという想いだけは、強くなってる。のか……。なんだかなぁ。


 ◇


 とりあえず次は、エリリンの攻撃を避けてみるか。

 攻撃される前に話しかけるのもいい。


 


 ジャスミン姉さんは金太郎or神秘の泉で

 カシスちゃんは下手くそな三つ編みで

 ヒメナちゃんはカシスちゃんのおまけで



 恐らく、三人とはまた仲良くなれる。




『そんなに甘くは無いのですよ変態さん』



 うわ。プライバシーとか無いんだよな。勝手に心の声を。ぐぬぬ。



『このループが無限に行われると思ったら大間違いです。たった四回やっただけで、勘違いしちゃうんだから、男ってほんと馬鹿ですよね。もう自分の物にでもなったと思っちゃってるのかしら?』



 言いたい事はわかる。けど、後半は私情を挟んでませんかね……。

 一度ならず二度三度。四度って……誰でも勘違いしそうだけど……。



『はぁ。これだから男は』



 なんなの?! なんかあったの?!


 ◇


『…………ご、ゴホン。少しづつ自我を喪失するの。でもあなたの場合は変態さんだから、どうなるかはわかりません。良い意味でね』



 ヘンタイ? 自我の喪失?

 まさか、ワンワンとしか喋れなくなるあれの事か。



『いいえ違います。ほんとお馬鹿さんなのですね。ん〜、そうねぇ。〝俺〟ではなく〝わたし〟になるって事かしら?』



 あ〜、アヤノちゃんモードの事か。



『おおよそ当たりでしょうか。少し? 全然? 全く? 違うのだけれども、まぁ、そんなところ。アヤノちゃんモードって事で』


 

 説明するのがめんどくさくなったんですね……。



『兎にも角にも生き延びる為には勇者レオに気に入られる事。これに尽きるのです。今回も魔道具を二つ用意しました』


 

 結局、振り出し。今回は良く喋るなぁと思ったけどさ、結局これ。




『縦巻ロールをやめるのです。勇者レオの好みの女性に。清楚系で尚且つ色気を放つのです』




 ーーお、おわた。

 縦巻きロールは前々回切り落としてるからね? 決め台詞なのか知らんけど、大概にしろ!!




 ◇◆◇◆◇◆



 ハッ!! 五回目か……。



 髪の毛はカシスちゃんに綺麗に編んでもらったまま。


 これをあえて下手くそに……。


 ◇


 チラッ。棚の上に不自然に置かれる物。


 今回は……。


 使い古されたお花のヘアゴム。

 残留1割の消臭スプレー。


 あ、メモ紙が貼ってある。



《〝使い終わっても容器のボトルは捨てない事。絶対の絶対に。それからアイロンは充電しておきました。電気代が勿体無いので使い終わったら必ず電源をオフにする事。火事になっても大変ですからね〟》



 うんうん。詰め替え用で使うもんね。

 電気代なぁ。最近高くなったからなぁ。電気代電気代って母ちゃんがうるさく言うんだよねぇ。



 …………って、おい。そろそろあれだぞ。

 勝手な妄想と想像で天界の女神的なそんな感じって事にしてたけど。


 ーーそろそろ本当に、あれだからな?!


徐々に物語を動かしていきます‼︎


ブクマありがとうございます‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リンクはここ→◆◆◆◆◆◆ ツンデレ聖女の幼馴染は『ラッキースケべ』が大嫌い☆ ◆◆◆◆◆◆
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ