第八章:灼魂ノ芯火(しゃっこんのしんか) ―冥契トーナメント・第一戦
――静寂。
雷が去った後の戦場には、静寂と焦げ跡だけが残されていた。
全ての“炎”は、封じられた。
すべての“爪牙”は、力を奪われた。
ライゼの【刻印】が炸裂し、ユウトのフィールドは、完全な無力状態。
それでも――その中心には、まだ赤々と燃える瞳がひとつあった。
【12ターン目:緋月ユウトのターン】
▼リロールフェイズ
・《焔鬼グロウファング》:スタン・感電 → 行動不能(※ATK3→1効果は前ターン限りで解除)
・《鉄爪のレックスフレア》:感電・スタン → 行動不能
・《火塊砕きブロウボマー》:感電・スタン → 行動不能
→リロール不可。3体すべて行動不能
ユウト(歯を噛みしめて):「……これが……“雷哭”の力かよ」
▼ドローフェイズ
・手札+1枚/コスト+1枚
【ドロー】:《焦炎の輪廻弾》(魔術:炎2/対象1体に2ダメージ+灼熱付与)
▼コストセットフェイズ
→《焦熱の業炎核》(炎2)を設置【リロール】
【炎コスト状況(リロール中のみカウント)】
| カード名 | 状態 | 炎供給量 |
| -------- | ---- | ---- |
| 焦熱の砲口(2) | ロール | 2 |
| 焦熱の熾炎炉 | ロール | 2 |
| 焦熱の業炎核 | リロール | 2 |
→使用可能:炎2
※ほとんどのコストがロール中のため行動は制限されている。
▼アクションフェイズ
ユウト(心中):「動けねぇ……けど、それでも……“芯火”は消えねぇ」
→【魔術発動】:《焦炎の輪廻弾》
→【コスト】:《焦熱の業炎核》(炎2)→ロール
→効果:《敵1体に2ダメージ+灼熱付与》
ライゼの場:召喚獣不在
→対象不在、発動不可(魔術は敵対象が必要)
ユウト:「……畜生……何も、できねぇのかよ」
▼エンドフェイズ
・《焔鬼グロウファング》《レックスフレア》《ブロウボマー》:スタン・感電状態 持続
※スタンは1ターンで終了、感電は次の行動時に発動
・魔術未使用 → 手札へ戻る
【状態まとめ】
| プレイヤー | フィールド召喚獣 | 状態 |
| ----- | ---------------- | ------------- |
| ユウト | 焔鬼グロウファング(ATK6) | スタン解除 → 感電状態へ |
| ユウト | 鉄爪のレックスフレア(ATK4) | スタン解除 → 感電状態へ |
| ユウト | 火塊砕きブロウボマー(ATK3) | スタン解除 → 感電状態へ |
【ソウルゲージ】:ユウト5/ライゼ8
【13ターン目:氷雨ライゼのターン】
▼リロールフェイズ
・《雷刃ノ供犠》:リロール済み
・《ライトニング・コア》:リロール済み
・《雷の律動輪》:ロール中 → リロール
▼ドローフェイズ
・山札から1枚/コスト山札から1枚
【ドロー】:《雷紋の迅閃剣》(召喚:雷2/ATK3/HP2/速攻・登場時:敵1体に感電)
ライゼ(内心):「……一気に押し込む」
▼コストセットフェイズ
→《雷閃の導火線》(雷2)をセット【リロール】
【雷コスト状況】
| カード名 | 状態 | 雷供給量 |
| --------- | ---- | ---- |
| 雷刃ノ供犠 | リロール | 1 |
| ライトニング・コア | リロール | 1 |
| 雷の律動輪 | リロール | 1 |
| 雷閃の導火線 | リロール | 2 |
→使用可能:雷5
▼アクションフェイズ
→【召喚】雷2消費:《雷紋の迅閃剣》(ATK3/HP2/速攻)
→リロール状態で召喚 → 即時行動可能!
→登場時効果:敵1体に感電付与
→対象:《焔鬼グロウファング》→ すでに感電 → 重複不可
→対象:《ブロウボマー》に感電付与 → すでに感電 → 重複不可
→対象:《レックスフレア》に感電 → すでに感電 → 重複不可
→登場時効果無効(全員感電済み)
→【攻撃宣言】:《迅閃剣》→ プレイヤーへ【直接攻撃】
→ユウトのソウルゲージ:5 → 4(−1)
ライゼ:「少しずつ削ればいい。時間は、こちらにある」
▼エンドフェイズ
・《迅閃剣》(リロール)→場に残留
状況整理(第八章終了時)
| プレイヤー | フィールド召喚獣 | 状態 |
| ----- | ---------------- | ----------------- |
| ユウト | 焔鬼グロウファング(ATK6) | 感電 |
| ユウト | 鉄爪のレックスフレア(ATK4) | 感電 |
| ユウト | 火塊砕きブロウボマー(ATK3) | 感電 |
| ライゼ | 雷紋の迅閃剣(ATK3/HP2) | リロール状態(次ターンも攻撃可能) |
【ソウルゲージ】
ユウト:4
ライゼ:8