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いきなり土地神になっちゃった。あやかしには狙われるけど意外と楽しいです。  作者: マロ


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39話 勝利

「せめてさっきの沼姫たちの水槍が当てられば,,,」


「うむ、では私たちがやつの気を逸らすしかあるまい。」


「そうだね。沼姫!僕たちが気を引くからさっきの水槍を大百足に!」


「分かりました。お前たちもう一度だ!」

そういうと沼姫は配下の河童とカエルと特大の水槍を作り始める。


こちらは天狗たちと協力して大百足をけん制する。

天狗たちもかなりの被害が出ている。








「できたわ!放つわよ!」


「待ってました!」


「遅いわ!」


沼姫たちが巨大な水槍を放つ。


もちろん、大百足はその水槍に当たらいように避けようとするが、僕と大天狗がそれを妨害する。


がしかし、大百足の突進に僕と大天狗は吹き飛ばされてしまう。


「しまった!」「ぐぅ、ぬかったわ。」







「縛。」

人型の紙が数枚飛んできて大百足の動きをピタリと止める。





水槍が大百足の腹にあたり、大百足の腹がえぐれ、口を開けて大百足が倒れる。


今のは…

いや、それどころじゃない!大百足にとどめを!


僕は駆け出し、破邪を大百足の口の中に向けて、破邪から全力の光線を放った。


大百足は光線を口の中に受けて、大百足は僕の光線に貫かれた。


大百足は少しずつくろいもやに変わっていき、やがてすべて黒い煙になり壺を残して消えていいた。


「勝ったぞー!!!」


僕はたまらず雄叫びを上げた。


「「「おぉー--!!」」」

周りのあやかしたちも僕の勝利宣言を受けて精一杯の雄叫びを上げた。









「やりおったわ。」

儂たちは今戦場からは少し離れた山の中にいる。


「私なんて、行っても役に立たなかった…」

今回の戦いは私が入り込む余地はなかった。前に百鬼夜行を率いていたあやかしですらあんなに苦戦していたのだ。



「じゃろうな。」


「じゃあ、なんで私を連れてきたの?」


「経験じゃよ。今回見たこと、感じたことはこれからのお主の強さに繋がる。」


「でも、お爺さまのようにあの大百足を止められることすらできないわ。たぶん一瞬も。」


「当たり前じゃわ!あんなの簡単に止められるわけないじゃろ!あんなの一人で止められる者などほとんどおらんわ!儂が超強いから止められるだけじゃ。」


「お爺さま、自分で超強いとか言うんだ…」


「何十年陰陽師やってると思ってるんじゃい。これでも先代立花家当主じゃぞ。流石にかなり衰えているがのぉ。琴巴よ、お主はまだ若い、いや、若いと言うより子供じゃ。あんなのまだ相手にできるわけないんじゃ。というか、あれを相手にできる陰陽師などほんの一握りじゃ。」


「うん…でも!」

琴巴声を荒げて言う。たとえ戦場にいってもほんとにできることなどなかったのだから。ただぼっーと突っ立てることしかできないであろう自分が情けなく、悔しくて。


「琴巴よ、今は学べ。最近行き詰まって落ち込んでいるようじゃが、お主はこれからどんどん強くなるぞ。超強い儂がそう思うのだから間違いない。」


「ありがとう。お爺さま。」


「うむ。今はそれが当たり前なのじゃ。ただ、その気持ちは忘れてはならんぞ?」


「はい!」



全く。琴巴は急ぎすぎなのじゃ。儂が琴巴の歳の頃は、琴巴程強くなかったし、なんなら修行寺から抜け出して友達と遊びに行って怒られておったわ。


琴巴は本当に才能がある。儂よりも今の立花家当主の息子よりも。

霊力も申し分ないし、センスもある。なによりも真っ直ぐじゃ。

本当に将来が楽しみじゃよ。ただ、真面目すぎるのも問題じゃなぁ。いつか折れてしまいそうじゃ。


彼氏でもできたら違うのかのぉ?こないだの真広君とはどうかのぉ?

彼も凄まじい才能がある子じゃ。なにより重蔵の孫じゃ。絶対強くなることは間違いない。

そんな子が立花家に入ることもいいし、琴巴とお互い高めあってくれそうじゃ。

なにより琴巴も気になっている感じがする。だって、家で真広君の話ばっかするんじゃもん。



「のぉ、琴巴よ。」


「なんですか?」


「真広君とはどうなんじゃ?付き合えそうか?」


「えっ、えっ?い、いきなりなにを言うんですか!?こんな時に!」


「いや、のぉ、気になってしもうて。」


「お爺さまに気にしてほしくありません!」



先は長そうじゃなぁ。



まぁ、真面目な話に戻るとして、琴巴も強くなっておるが、あのこないだ百鬼を率いていたあやかし。ちょっと強くなるスピードがおかしいのぉ。こないだは5級程度の力だったのに、いくら瀕死で儂が少し手を貸したからと言っても、もう4級のあやかしを倒すとは。


人でも大量に食っておるのか?いや、でも、邪気は感じられんしのぉ。むしろ神聖な気すら感じる。もしかして、神かなにかか?


しかし、神があんなに表立って出てきて血みどろになって戦うかのぉ?神は高慢で怠惰なイメージが強いのじゃが…












今ならあやつらまとめてヤれそうじゃのぉ。


大きくなる前に叩いておくのもアリかもしれんの。




秀一はわずかに己の刀に手を伸ばし…








やめた。



神様じゃったら儂、神殺しになってしまうのぉ。


やめじゃ。神殺しの業などおいたくはない。


今のところ邪気は感じられんし、悪意のあるあやかしを倒してこの土地を守っておる。まぁ、要注意じゃな。




「琴巴よ、帰るぞい。」


「はい!」



















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