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いきなり土地神になっちゃった。あやかしには狙われるけど意外と楽しいです。  作者: マロ


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35話 帰鬼

伊東君は今日乗れるあやかしを捕まえに行くらしい。一緒に来てほしいと誘われたけど、今日は紫と見回りをする約束をしているので、一緒に行ってあげられなかった。


不安だなぁー。伊東君どうやってあやかしを捕まえる気なんだろう。立花さんにも断られてたし。




僕が紫と山を巡回しているとこちらに何匹かのあやかしが急いでこちらに来た。


「シン様ー!大変です!虫網であやかしを追いかけている奴がいるんです!」「今牛田さんが向かいました!」「助けてください!!」



「うそだろ…」

伊東君ここで捕まえようとしてるの…

つーか、虫網でどうやって捕まえる気だよ!

どうしよ。


「命知らずな…シン様今すぐ行ってその無礼者の心臓を抉り出してやりましょう。」


「えっ?そこまでする?」

紫がすごく怖いこと言ってるんだが。

クラスメイトの心臓とか抉り出したくないよ…





とりあえず現場に向かうとすでに牛田が倒されていた。


やっぱ伊東君強いなぁ。牛田も結構強いんだけどなぁ。



とりあえず牛田にトドメを刺されたら流石に庇いきれないので止める。


「そこまでだよ。」






そして伊東君なぜか攻撃してきた。


いやいやいや!穏便に済ませようと思ってたのに!!



どうしよ。とりあえず打ってきた球は吸収しておいた。ご馳走様です。


紫が前に出ようとしてたけど、さっき心臓抉り出すとか言ってたので、止めておいた。なんか冗談じゃない気がするんだよね…


次に伊東君は霊力を刃にして飛ばしてきた。


「そんなこともできるんだ。」

これ僕との対決の時に使わなかったってことは一応殺さないようは戦ってくれてたんだね。

それにしても弾は全力で飛ばしてたけど。



もちろん僕は結界でその刃を弾く。僕もかなり力がついてきているので結界に傷ひとつつかない。


しょうがないから、光線を打ってわざと外して脅かして帰そうかなって思って、光線を打とうとしたら…



「お待ちください!」


雲にのった一つ目のあやかしがこちらに急いで向かってきて降りてきた。


「お願いいたします!どうかお許しいただけないでしょうか?」

そういうとその一つ目のあやかしが頭を下げる。


「君は?」


「帰鬼さん!あんたなんでそんな小僧を!」

ボロボロの牛田が怒鳴り声を上げる。


「牛田か、お前がそんなにやられるとは。小僧、お前ほんとに強かったのだな。」


どうやら帰鬼というらしい。


「へ?あんたさっきの。」


「土地神さま。どうかこの人の子を見逃してやってはくれませぬか?」


「なぜ君がその人の子を庇うんだ?」


「さぁ、言うなれば私という妖怪の本能でしょうなぁ。」


「ふーん。本能ね。」


ーこのあやかしは迷った人の子供を家まで送り帰すというとても優しいあやかしですよー


そんな優しいのあやかしがいるんだ。


ーいろんなあやかしもいますよ。いろんなねー


「いいだろう。今回は君に免じて許してあげよう。ただし、次はないと思ってね。今回は僕だったからよかったけど、他の眷属がきてたら殺されてたからね?」


「寛大な御心に感謝します。」


「でも、牛田をボコボコにしたのはまた別の話だ。」


「それはそいつから襲ってきたんだ!」


「小僧!黙っていろ!」

ゴツン!と伊東君の頭を殴り伊東君が頭を押さえながら悶えている。


「牛田、何か欲しいものはある?」


「え?そうだなぁ。酒もいいが、人間が首からぶら下げている金色のジャラジャラがあるだろ?あれがほしい!」


えっ?そんなのほしいの?


「えっと、ネ、ネックレスのことかな?どうだい?用意できそうかい?」


「ま、まぁ、それでいいなら…」


「仕方ねえから、それで許してやる。絶対持ってこいよ。」


「あ、あぁ。」


「じゃあ、これで話は終わりだ。人の子よ早く家に帰りなさい。」


「わかりました。」


そうして帰鬼と伊東君が雲に乗って帰って行った。


あー、なんとか穏便に済んでよかったよ。

なんか疲れたなぁ。






後日ラッパーがよくつけてる金色のジャラジャラのネックレスをつけた牛田がすごく機嫌よく歩いているところを見つけた。


牛田、意外に似合ってるぞ…








帰鬼と伊東の帰り道


「お前帰鬼っていうのか。助けてくれてありがとうな。あのままだったら俺たぶん殺されてた。」


「あぁ、小僧。いくら腕に自信があるからと言っても所詮人だ。相手を間違えるなよ。まぁ、今回は俺もあの山に飛んでるあやかしが多いと言ってしまったからな。俺も悪い。」


「なぁ、ところでさぁ。」


「なんだ?」


「帰鬼飛べるじゃん。」


「ん?」


「お前俺の式神になってくれ!」


「俺がお前の式神になったところでどんないいことがあるんだ?」


「ん?んーっと、ネックレスあげようか?」


「いらんわ。」


「じゃあ、どうしたら式神になってくれるんだ?」


「そうだな。まず、私は祓い屋がよく使っている紙の中には入りたくない。あとは、毎日お前の霊力を私にくれ。それならなってやってもいい。」


「まじか!もちろんだよ!どっちにしろ紙に入れるやり方知らないし!霊力は毎日休めば回復するし!」


「まるで取り憑いてるみたいになるが、いいのか?」


「全然いいよ!これからよろしくな!」


「はは、よろしくな。」








これから登場する牛田の首には、よくラッパーがつけているような金色のジャラジャラのネックレスをつけていると思ってください。



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[気になる点] なんか夏目友人帳の牛と一つ目の中級二人を思い出すw
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