ひとりめの友だち
自分の人生を再出発させるためだったんだと思いますが、小学校から高校までの好きだった子と、なぜか再会が続くんですよね。
気持ちの精算の過程が必要で、守護霊さんとかの配慮じゃないかと理解はしています。
熊本に帰ってきて、小学生のときに好意を抱いたことのある人と会いました。
きっかけは忘れました。
もうひとりの同級生が勤めているコーヒー屋さんに行こうって、大きなアーケード街を歩きながら、たぶん福岡での出来事を全部話したんだと思います。
小学校も中学校も校区は繁華街に住む生徒ばかりです。
彼女のお母さんもスナックスタンドを経営されていたんだと思います。
分かりもしないのに、なんかそうゆうのが分かるような経験をしてきましたって話して、そんなことはないと思うよって、返されました。
当たり前ですね。
それくらい、ぼくはアホを通り越して、馬鹿でした。
高校を卒業して、人間が持つべき常識とか良識とか、大切なパーツを5個くらい落としてしまったか、はじめからなかったのが表に出始めたのか、とにかく空気は読めない、頭は悪い、あれから20年くらいかけて、1個づつネジを拾っているんだと思います。
ああ、いっそのこと、なんか特殊な才能に恵まれた、でも社会的には弱点のある人ですねって、そんなタイトルつかないかなって考えたこともありますが、症も症候群もないみたいです。
抜きん出たものがないんですもん。
まじ、寂しいですわ。
そういえば、そのときに行ったコーヒー屋さんが、後にコーヒーの師匠になる人のお店でした。
その後、カトリックの信徒の青年会の友人等とひんぱんに喫茶店に行くようになるんですね。