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塩と蜂蜜と珈琲 「改」  作者: ウメミツエモン
6/13

前世はクリスチャン

巷の前世鑑定は嘘ですって。

神位に達するくらいの霊覚がないと、本当の鑑定はできないそうです。

この人生の最初の記憶といえば、授乳されるときのもの。

おっぱいを咥えたけれど、お乳が出ない。


多少、焦る。

考える。

噛んだら出るかなって、噛んでみる。

出ない。


記憶は中断。


次は、乳首ではないなにかが差し込まれる。

すこし薄っぺらい味のミルクが飲み込める。


4才下の弟が生まれて、兄弟がもうすこし成長したころ、あんたはおっぱいを噛んでいたもんねと、母に教えられた。


さすがに母も、噛んだその理由は知らなかったみたいで、そのときはただ、自分の記憶が正しかったというべきか、記憶していたということを理解した。


ただ、全部は覚えていなかったので、幼児の記憶というもの、自覚のようなものは、波の上と波の下、潜在意識と顕在意識で、自覚があったりなかったりしてるんだなって思った。

たぶん、人によって違うかもしれないけれど。


んで。

霊感と占い師さんとかの前世鑑定は、ほぼ当てにならないそうです。


本当に分かる人とは、それなりでそれ以上の霊格や境地のある人だけだそうで、著作によると、強く興味を持つこととか、どうしても気になる歴史とか、それなりの探し方はあるそうですが。


そんなこんなで長く生きて、関心を持ち続けるときに、ああこの人は自分と縁があった人かもねって、微妙に抗えない気持ちになることはあります。


振り返っても、どうしてもイエス・キリストへの慕情は否定できないし、それはこの人生でキリスト教と関わるようになってからも、なる前からもって感じでした。


フィリピンの友人たちと過ごし、その延長でメキシコのダンサー達とも仲良くなって、片言のスペイン語を教わりながら、一緒に食事をしたり、なにかしたり。


そのときにわかったんですが、ぼくの場合は、日本語を話す感覚に近い感じで、スペイン語に対する愛着みたいな親しみみたいな感情があるんですね。


ということは、スペイン語圏にいたクリスチャンかもって。

前世が。


ちなみに霊感や直感も、前世の修業の成果を持ち越してきた人に多いと聞きます。

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