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塩と蜂蜜と珈琲 「改」  作者: ウメミツエモン
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敏感体質ゆえの苦労

大人になって教えてもらうまで、霊的な敏感体質であることはわかりませんでした。

なので、それゆえの苦労はありました。

小学2年生の時の音楽の先生はひどかったと、いまでも思います。


まだなにも教わっていない時期に、もしかすると教わっていないのではなくて、授業についていけてなかったせいかもしれませんが、いきなり今日は作曲してもらいますって。


今思えば、それ無理でしょってなりますけど、同級生にひとり優秀な子がいたから、えこひいき的な気持ちが働いていたのかもしれません。


大人になって、職場の上司でもある専務から、素晴らしい人がいるから、ヒーリングの勉強に行きませんかと、仕事を離れたお付き合いとして、個人的に誘ってもらったことがあります。


連れて行ってくれたのは、全国をまわって、ボランティアで受け入れてお世話してくれる人のお家で、レッスン料など関係なく、社会貢献的なお気持ちで、ヒーリングを教えてくれる人のところでした。


最初にお会いしたときに、まずいきなりでしたが、レッスンを受けている他の仲間の人達に、彼は能力者よって紹介してもらいました。

おっ、見抜かれてるって。


小学校の音楽の時間は、どんなに頑張っても生あくびが出てました。

そのせいで、先生からは嫌われていました。

何回目かのレッスンのときにそれを話すと、ヒーリングの先生は、それも能力のせいよって、教えくれました。


敏感なので、学校にわだかまる鈍い気を吸い込んでしまって、それを体の外に吐き出すときに、あくびが出るんだよって。


いや、もう、それでひとつ救われるんですね。


小学校以降も、高校になっても、そうした敏感体質で得したことはあんまりありませんでした。


高校では、「寝てはいけない」とか「寝る」とか、その文字を思い出しただけで、まるで強迫観念みたいに眠くなってました。

なので、ほとんどの授業で目を覚ましていることができず、家で宿題をしたこともなく、まじ大変でした。


大学受験は、学校の課外授業だけを頼りに、その時間は起きていたんで、今思えば、それは不思議だったかもしれませんが、とにかく家では勉強できませんでしたし、通常の授業は半分は寝てました。

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