起承転結について考える 執筆者の戯言
起承転結
起は物語の始まり、承は物語を深くする、転は物語を転がして面白くする、結は物語を完結させる
大体こんな感じだろうか?
私は自分で物語を書くようになるまで、承がなんで必要なのかが疑問でした。
それで、私が物語を書くようになってから二ヶ月くらい経って……これをこのままのタイトルで出すかとか、そもそも投稿出来るのかどうかは今は分かりませんが「火薬は湿気っている」を執筆中に「これ、読者からしたら共感を得ることは出来ないかもな……」って思うことがあり、承って重要だなと改めて思いました。
今は序盤中の序盤で執筆が止まっている状態の小説ですから、ネタバレ気にせずに詳しく言うと【主人公の父親がしていた研究の成果がやっと出た……主人公は子供の頃から父親がずっとその研究で苦労していたことを知っていたため、とても喜ぶ……】というシーンを予定していた訳ですが。
このシーンは、その主人公の父親がどれだけ苦労してきたかとかの描写がほとんどされていない状態でのことだったので、読み始めた側としては全っ然共感出来ないと思ったんですよね。(へえ、苦労してたんだな。 終わり)
それを読んだ時点で、まあ読者の何割かが読み進めるのを躊躇すると思うのでこのまま投稿してたら、読者は集まらなかったんじゃないかなぁと思います。(この1シーンだけでそこまで減るのか自分は甚だ疑問ですが、序盤が大事ってよく聞く気がするので多分そうなんじゃないかな?)
こんなの他の読書さんや作家さんからしたら「当たり前のことだろ」って失笑を買うかもしれないですが……それは私に学がないからだと、小説書き始めたばかりの未熟者だからだと思って、笑ってやって下さい。……まあ、起承転結についてしっかり理解している人はそもそもこれを読んでいないかもしれませんが……いや、私が理解していないことを笑いたい人はこれを読んでいるかもしれないか。(被害妄想が過ぎる……)
またエッセイみたいなものになってしまいました。
私は物語よりもこんな自分の考えの方が頭に出てきやすいみたいなので、必然的にエッセイ? が多くなりますね……。
そうか……私は、小説家よりはエッセイスト向きな訳だな。
……それは困る。私はエッセイよりは、小説の方が書きたい。これは、才能とやりたい方とが全然合ってないな。
……クソ……クソ……。
そもそもこれはエッセイとして成り立ってるのか?……よく分からないけど作者の考えが書かれたものイコール、エッセイの認識でいいか。
話は変わって……文字数が少なくなってまいりました。最初に小説を書き始めた頃は5000文字も書いていたのが、段々と減っていって現在本文800文字に、衰える文字数……小説を書く機会も激減してしまい、小説のストックは未だにゼロのまま……その代わり物語のアイデアだけは沢山出てきて……ストレスが溜まる(自業自得ですが)( ´△`)
書きたいとは思うんですが、どうにも小説を書くことに苦手意識が出来たっぽいです。
主に最初の作品くらいで自分は小説を書くことに向いていない……といった感じで。
練習用短編小説を毎日……とは言えないけど書いてた時はほとんど意地だった気がします。或いは使命感か。
まあ暗い話は一旦置いといて今書こうとしている小説について話そうかと、日付を見てみたらもういやぁ最後に投稿してから21日も経ってるんですね。
(……それまで私は小説の執筆をサボっていた訳で……だから自己嫌悪することになるんだよ……)
前回の投稿時点ではあの導入に3話も使ったと長い物語に入った少ないアイデアを入れた異世界転移ものを書こうと思ってたんです(主人公はまた別で)、が私が執筆をサボっている間に腹案を思いついたんですね。
で、一旦最初に考えていた転移ものを忘れてその腹案の物語を少しずつ固めていく内に「……最初に考えていた奴よりこっちの方が面白くないか……?」と思うようになり、最初に考えた方の設定やアイデアを解体。腹案の方で使えそうならそのまま持ってきて、残ったものはアイデアの倉庫行きにしようかという……お知らせです。
「どうでもいいだろそんなこと!」
「そんなことより小説書けやー!」
「もうこいつには期待せんとこ」
という罵倒の声が聞こえてきそうだ……略して罵声……ゴホンッ。
申し訳ありません。口だけでは何とでも言えますが謝罪します。罪悪感は感じてるんですよ、期待させて、待たせて、挫折したので書きませんって無責任なことはしたくないと思ってます。そう思ってなかったら、早々に「ごめんなさい、もう書けません」って言ってま……いや、言ってると思います。
でも、罪悪感は感じても、執筆するはずの手が動かないんです。また違和感のある小説を書くことになるんじゃないかって……恐れですかね。前にも同じようなことを言ったと気がしますが、恐れて書かなかったら、小説を書く技術は上がらない。
そう自分に鞭打ったりするんですがね……あ、これは言葉の表現ですからね! 実際に自分で自分に鞭を打ったりするような変人じゃないですからね? 間違えないでくださいよ?
ちょっとした笑いを取るのはやめにして……頭の中で鞭打っても、手が動かないです。もうすっかり自信消失した感じで……実際の所私は、面白そうな物語を想像して楽しむだけの人間だと思えてきました。
料理で例えると、美味しそうな料理のレシピを考えた!
でも料理の腕はあんまり良くないから美味しく作れないかも……
考えた料理を中々作る気になれない
でも美味しそうな料理を考えるのは楽しい!
といった感じですか……最後は「しょうがないから料理するのが上手な友人に自分が考えた料理のレシピで作って貰おう」ってなって、その友人に作るのはいいけど多分不味いと思うぞって言われて落ち込むというオチがありそう。
今の私は……
自分で考えたレシピだし自分の手で作ってみたい、でも料理の腕はそんなに良くない……なら先ずは料理の腕を上げよう
って所なんだけど、失敗して不味いものを作ってしまうかもしれないと思って料理するのを躊躇してしまう。
でも料理上手な友人に作ってもらうのは気が引ける……という状態。
良い小説を書く友人、いないけど……。
意地、根性、使命感に駆られて、書いていきたいです……
今回はここまで、本文よりも後書きの方が文字数多くなってしまいました。
(実は本文書いたのは少し前で文字数も2000くらいあったんだけど、話の内容が少しバラバラだったから、それを分けて投稿しようかと考えて、分けた後にやっぱり少ないよなぁって感じて後書きを思うがままに書いている内にこうなりました。文字数稼ぎ……)
窓のカーテンが閉まり電気もついていない、暗い部屋。人の気配はそこになく、静寂がその部屋を包み込んでいた。
そうした状態が幾ばくか続いた中、机の上のパソコンに突然電源が立ち上がった。その数秒後に、モニターの白い画面の光がこの暗い部屋を仄かに照らした。
異様な事態の中、パソコンのモニターはその後も白い画面のまま止まっていた。
数分後、パソコンの白い画面にじわじわと黒い点が浮かび上がり、所々崩れた文字を作っていき、文章を作っていった。
少し間、このパソコンを借ります。
……パソコンのカメラを見た限り、人は居ないか
手早く終わらせよう……
そう表示された後、パソコンのウィンドウが物凄い速さで開いたり閉じたりを繰り返した後、パソコンの画面が暗転した。
すぐにまた最初の白い画面に代わり、それなりに大きい青い縦棒が画面の左端で点滅を繰り返した。
その上には「メモ」と表示されていた。
青い縦棒から文字が生み出される。
●とある小説家の考え:小説について
やっぱり、毎日一時間は絶対に書かないといけないって自分追い詰めるべきか……追い詰め過ぎて精神の病に罹るかもしれないけど……
本当に申し訳ないって思うんだったら……
当然の報いだよな?
パソコンの電源が突然切れて、部屋を仄かに照らしていたモニターも消えた。
数分後、そこには元の暗さと静寂に包み込まれた部屋があった。