二時間後 第一鹿鳴寮 305号室
「―――ちなみに今日の講義について詳しく知りたければ、『BLの起源~血塗られたその歴史~ 民明書房刊』を読むように♪以上!!」
「……………………」
「お~い♪たつみ~ん♪きっこえっるか~い♪」
「……………………z」
「寝るなし!!」
と言って狭山は「BLの起源~その血塗られた歴史~」の角で僕をぶん殴った。ちなみに、広○苑位厚い本である。そこまでしてBLについて書くことがあるのだろうか。
「なぜ寝たし。いつ寝たし」
鬼の形相で尋ねるBL狂。
「たぶん一時間前かな。寝不足が祟って寝てしまいましたすいません」
「歯ァ食いしばれ」
「BLの起源~その血塗られた歴史~」と頭蓋骨が表情筋越しにぶつかってバキョッ!!っという音が奏でられる。
「ひゃい。ひゅいまへんへしふぁ」
「解ればよろしい。」
ふと時計を見るともう十時である。僕たちよゐこはもう寝る時間だ。どおりで眠ってしまったのも頷ける。
「さて風呂入るか」
「一緒に入ろうぜ」
「だが断る」
僕の貞操がどうなるか保証ができない。下手すると気付かないうちにもうお婿に行けない体になっているかもしれない。
「じゃぁ、お先。」
ここから先は流れ作業である。風呂、歯磨き、就寝。
別にこれといった狭山との会話もなかったので省略。
そして、夢の中へ僕は落ちて行った。