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ある神になり損ねた者の末路  作者: TomSmith
辰見 努、彼の場合
3/30

放課後 第一鹿鳴寮 305号室

「たっだいま~♪おっ、今日も生きてんじゃん♪良かった良かった」

「良くねぇよ。ちなみに今日の被害は、鳩尾に二発。二発目で気絶して水中に放置。そこを田邉先生に助けられ気が付いたら七時間目でした、とさ」

「あっちゃ~。また、田邉先生のお世話になっちゃたんだ~。どんまい♪それより今日何食べる?こちらとしては残り物の野菜を処分したい感じ♪」

「じゃあ野菜炒めで。てか、野菜炒めしか思いつかん」

「りょ~か~い♪」

 このやたら語尾に♪をつけて話すのはルームメイトの 狭山(さやま)  博也(ひろなり)。かっる――い性格だが、これでも学年一位の成績を誇っており《平均98点って最早人間業ではない》、スポーツ万能、それなりに美男子、生徒会長、将にも兵にもなれる人材、さらに特徴を挙げるとすると――――

「ところで、郷×辰←姉なの?その辺はっきりさせて欲しいなぁ♪」

 ―――以上の発言から伺える様に腐男子である。個人的には、狭山の汚点はこれと性格しかないと思う。神は彼に万物を与えたが、それを見た悪魔が最悪の物を与えてしまったようだ。要は、「残念な天才」である。

「ちげぇよ。郷×姉で僕は全くの無関係」

 いつの間にか、彼の言葉が理解できるようになってる我が身が悲しい。

「ふぅん♪それは信頼できるソース?」

「本人達が言ってるから間違いない。今晩もヤるって言ってたし」

 僕は、「ヤる」という言葉に反応して狭山の目がキランと光るのを見逃さなかった。

「野菜炒めそこに置いておくから、先に食べてて♪じゃぁ行ってくる」

 そう言うとカメラやらなんやらを持って部屋を出ようとする狭山。

「行ってくるってどこにさ?」

「決まってるじゃん♪ 郷田と姉川の部屋(さつえいげんば) 盗撮(さつえい)の準備をしに行くんだよ」

 と、当然のように、部屋を出ていく。

 今の時間だったら確かにゲーセンとかで遊んでいてもおかしくは無いけどプライバシーとかあるでしょ。あいつらにも。

 とか思ったが止めると傷口が増えるだけだし展開が面白そうなので、止めないでおいた。郷田達ざまぁwってなもんである。

 そんな事を思いつつ野菜炒めを胃の中に収納する作業を続けていると、狭山が帰ってきた。♪の数を二倍にして。

「たっだいま~♫うまいことやってきたよ~♫」

「狭山ってつくづく自分の欲望に忠実だよな」

「うんっ♫だって、今が全てじゃんっ♫」

「っ」まで追加された。性格が軽くなりすぎてすごい勢いで大気圏を突破しそうだ。

「持論だけど、全ての愛はBLに始まりBLに終わると思うんだよね。そもそも、天地創造の時に神が 人間(アダム)を作り出したのは、神がアダムとヤりたいからだと思うんだ。それでアダムがさみしいと言ったから (エヴァ)を作り出したのも、神がアダムにぞっこんだったからだよきっと。でも、アダムとエヴァは付き合ってしまった。だから嫉妬して神は (リリス)に命令してエヴァに知恵の実を食べさせて追い出そうとしたんだよ。でも、アダムまで食べちゃって―――」

 出た、聖書やコーランですら全人類を敵に回すような自分だけの世界に基づいてねじ曲がった解釈をする彼の特技「Boys Love Be Ambitious(BLよ大志を抱け)」!!

 まずい、これは、二時間ぐらい聞き続けなければいけないパターンだ!!

 気づかれないように何処かに逃げなければ!!

「―――まだ儂の講義は終わってないぞ、ワトソン君!!でもって―――」

 五秒で捕まりました。無念なり。てか、ワトソンじゃねぇし。

 というわけで長文を読んでいると読者と作者の頭が無駄に使われることになりそうなので、二時間先までカット。

 んっ、読者とか作者って何の話してるんだ?僕。


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