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第三十七話 久しぶりの再会

 ルバッフォ家に到着するとそこにはエドお兄様を含めた家族全員がで迎えてくれた。そこには久しぶりに会うエドお兄様のお姉様であるレベッカお姉様やうちの双子と歳の変わらないエドお兄様の妹であるアガタちゃんがいた。

 「やぁやぁエレナちゃん!久しぶりだねぇ。学園はどうだい?それにしてもますますお母さんに似てきたねぇ。」

 そう言いニコニコと笑うのは現ルバッフォ家当主のロレンツォ伯父様だ。茶色の髪にルバッフォ家特有のエメラルドのような緑色の瞳をした優しげな方だ。幼い頃は互いの屋敷を行き来していたから会う機会も多かったが年齢が上がるにつれて遊びに来る機会も減り、こうして会うのは随分と久しぶりだった。

 「えぇ、本当にお母様に似て綺麗になって。」

 隣で同じようにニコニコと笑っているのは現ロレンツォ家夫人のノエミ叔母様だ。黒髪に茶色の目をした美人でその容姿は私が幼い頃から変わっていない。

 「久しぶりねエレナ。その、サミュエルは元気にしているかしら?」

 そう控えめに聞いてくるのはレベッカお姉様だ。ここだけの話、幼少の頃からレベッカお姉様はお兄様に対して恋愛感情を持っている。それを態度でわかりやすいというのにお兄様は知らんぷり。全くこんなに美人で優しくて優秀な女性を放っておくなんてお兄様はなんて罪な男なのだろうか。

 「エレナお姉ちゃん・・・みんな元気になってしてる?最近、私忙しくて・・・二人に会えないの寂しい。」

 そう語るのは末っ子のアガタちゃんだ。トマスとメリッサと歳が近いこともあり、昔はよく一緒に遊んでいたがトマスは訓練、レベッカは経営の勉強のスタート、アガタちゃんも家庭教師の元勉学に励むようになり、自然と疎遠になっていた。

 「久しぶりだねアガタちゃん。うちの双子たちもアガタちゃんに会えないの寂しがってたよ。よかったらアガタちゃんの都合の良い日を双子に教えてうちでお茶会でもする?」

 「いいの?」

 「いいから聞いてるんだよ。」

 「えっとね、私水曜日は授業がお休みなの。」

 「わかった。双子に伝えておくね。」

 「ありがとうエレナお姉ちゃん!」

 そう言いながらアガタちゃんが抱きついてきた。可愛くて仕方ない。

 「おいおい、久しぶりにエレナが来るからってみんな張り切りすぎなんだよ。今回誘ったのは俺!なんで俺を無視してみんなで話し始めるんだよ。」

 そう文句を言うのは今回お誘いをもらったエドお兄様だ。確かに、みんなと会うのが久しぶりでそちらの方を優先してしまった。

 「いいじゃないかエド、これからお前はエレナちゃんを独り占めするんだから。」

 「少しくらいいいじゃないのねぇ、レベッカ、アガタ?」

 そう夫人が問いかけると二人はコクリと頷いた。エドお兄様は頭をガシガシと掻いたかと思うと私の手をとる。

 「このままじゃ埒があかねぇ!行くぞエレナ!」

 「ちょっと、エドお兄様⁉︎」

 急に手を引かれたことによりバランスを崩しそうになるもなんとか耐性を持ち直し小走りでその場を後にする。

 「それではご機嫌よう〜!またご挨拶に伺います!」

 私はそう言いながらエドお兄様と共に目的地へと向かった。


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