表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四次元人の挑戦  作者: しろ組
1/8

一、四次元人ゲロール

一、四次元人ゲロール


 ここは、四次元空間…。

「三次元世界は、面白い事になっているな…」と、四次元の住人ゲロールは、三次元世界を、靄島に投下された“燃子爆弾”の衝撃で生じた次元の裂け目から覗き見て居た。そして、「まさか、三次元世界で、次元の壁を破壊する物が出て来るとはな」と、口にした。些か驚きだからだ。

「ゲロッピー、また、三次元を覗いて居るのか?」と、背後から声がして来た。

 ゲロッピーは、徐ろに振り返り、「ははは。異次元の世界が、どんなものなかのか、興味がそそられてな…」と、理由を述べた。

「確かに、この先の次元は、興味深い。だが、次元の壁を破壊するような物を造る連中だ。慎重に行動するべきだろうな」と、四次元人が、忠告した。

「そうだな。しかし、指をくわえて、奴らが攻め込んで来るのを待つ訳にもいかんだろう」と、ゲロッピーは、難色を示した。野蛮な連中に、四次元へ攻め込まれるのを待つ訳にもいかないからだ。

「確かに、野蛮な連中が、この次元へ来るのは、頂けんな。しかし、我々が、三次元へ乗り込むのは、危険度が高いな」と、四次元人も、腕を組んだ。

「ならば、三次元の物に、我々の力を与えて、調査をさせるのは、どうだ?」と、ゲロッピーは、提案した。三次元の物質へ、四次元の力を付与する事で、危険度(リスク)が回避出来るからだ。

「なるほど。我々の代わりに、三次元を冒険させるのも、悪くないな」と、四次元人も、頷いた。

「取り敢えず、三次元の動植物は、避けておこう。今回は、穏便に事を進めたいからな」と、ゲロッピーは、考えを述べた。三次元の動植物に、どんな影響が生じるのか、未知数だからだ。

「そうだな。まあ、お前の好きにするが良い」と、四次元人が、理解を示した。

「ありがとう。ゲロパン」と、ゲロッピーは、礼を述べた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ