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プロローグ

初投稿です

よろしくお願いします!

王室の一室

どこを見ても煌びやかな室内だが、それ以上に輝いている人達……双子が私の両肩に頭を乗せ、私の(今は血の繋がっていない)妹が足元に座り込み私の膝に頭を乗せている

初めて見る人からしたら異様な光景だが私には見慣れたものだ

どこを見ても美形と美人しかいない状態に別世界にいるのでは?と現実逃避しかけた私の耳元で随分と声が低くなった彼の声がする


「ディア、僕のことをもう私の可愛いわんちゃんと呼んでくれないのか?」

「…次期国王陛下である貴方にその様な不敬罪に問われるような事は申し上げられません」

「なら私は?私はディアのねこちゃんでしょ」

「王女殿下にその様なことは……」

「なら私はねーねのたった1人の妹だからめいいっぱい可愛がられても良いよね?」

「ユピ……」


どこの世界に実質公爵家よりも莫大な権力と富を持っている当主を子どものように扱えば私がどんな目で見られるかは火を見るよりも明らかなのに私の可愛い妹は公衆の面前でもそんなバカにしていると言われてもおかしくない行動をしてくれとお願いする

一瞬私の事がそんなにも嫌いなのか?と考えた事もあったがそれでは説明がつかないほど良くしてくれているのできっと甘える人が欲しいのだろう


「妹だからってそんな事が許される訳無いでしょ?ちょっとは考えなさい」

「自分がして貰えないからと私を僻まないで下さい」

「ユピテル嬢の方こそ今は血の繋がりもないのに姉だと慕うのはどうなんだ?」

「……はぁ?」


飽きもせずにまた始まった可愛いうちの子達による可愛い喧嘩を程々に聴きながら会話に混ざろうとせずに美しい姿勢で後ろに立っている彼に話し掛ける


「私の心の癒しはカイルだけね」

「えっ、やだよ……癒しじゃなくてもっと俺を意識して。俺を世界一可愛いって言って」

「聞かなかったことにしとく」

「あっそ?なら王室内を歩く時大声で「俺はディアの愛玩具です」宣言してやる」

「本当にやめて!!!!!!」


少し紫が混じった綺麗な黒髪を揺らしながら私の返答を笑って流すうちの双子の護衛騎士に頭を痛めながらなんでこんな事になったのか原因を思い出そうとする



ただ名前をもう一度呼びに戻ると約束しただけなのに、いったいどうしてこうなった???????









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