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遺跡と少年

ダブル主人公を目指している為、姉視点、妹視点で物語を進めていきます。


だいぶ遅刻してしまい申し訳ないです。

お姉ちゃんパートは今日、明日中に投降します。

ルクスお兄ちゃん、フォルト殿下とアッシュ様のお見舞いに行ってから、一月半程たったある日。

私はひとり、陛下に呼ばれて謁見の間に来ていた。謁見の間にはすでに大司教様がいらして、しばらくすると陛下が現れ玉座に掛けると、ゆったり重みのある声を響かせた。


「急な呼び出し、すまないな。聖女の力について、有力な情報があったのだ。

その為此度、聖女付きアレナ・グラノアに命ず。

各地に眠る遺跡を調査し、聖女の力が遺跡に眠っているようであれば、王都へ報告するように。

その後王国及び神聖騎士の合同軍団が聖女様をお守りし、その遺跡に向かう。

そなたは聖女の妹でもある。聖女の力は無いがその加護のようなものが働いているように見受け、そなたならば任せられるだろうと判断したのだ。

ここに、支度金を用意した。護衛を雇うも良し、旅道具を買うも良し、遠慮無く使うが良い」


陛下は有無を言わさず「詳しい話は大司教から聞くように」と言うと、謁見の間を出て行ってしまった。


私はその後、王城にある大司教様のお部屋で情報を得て、装備も戴き激励も受け、ふらふら夢心地で自分の部屋に戻ってきた。


もらった装備をベッドの上に広げる。

白を基調とした金の刺繍細工が入ったローブ。胸部と胴体を守る軽鎧はとても軽く、質の良い素材で出来ているのか防御力が高い。

杖は初心者にも扱いやすく、魔力を増幅させるのに最適なクリスタルロッド。

一度だけ死を身代わりに受けてくれるアイテムもある。


期待されている、そんな気がした。私、やっとお姉ちゃんの役に立てるんだ!

支度金は平民街のお家を一軒買えるぐらいの金額。この金額なら当面は旅費に困らない。

地図を広げて、教えてもらった情報を書き込む。遺跡は王都から西に進み、森を抜けた先。冒険者のおじさん達に教えてもらった遺跡だ。間違いない。


馬車を使えば1日で往復できそう。

そうだ、一人では良くないかもだし、誰かと一緒に遺跡へ行く?

お姉ちゃんに危険なところに言ってほしくないからお姉ちゃんには黙っていよう。

となると、私は選択肢を思い浮かべる。


ルクスお兄ちゃん

フォルト殿下

アッシュ様

一人で行く


ううん、やっぱり一人で行こう。これは私の受けた命だし、誰にも心配かけたくない。

私は神官様に勅命の為留守にする事を伝えて冒険者ギルドへ向かった。



「あー、あの森かぁ。ちぃとばかし段差があってな、馬車は途中までしか使えねぇんだ。

森の中に中継地点があって、そこに止めて森を抜けていくか、森を迂回して行くしかない。

ただ森を迂回するとなるとだいぶ回り込むし、遺跡に入る道は無かったと思うぜ」


「そうですか、ありがとうございます」


「あ、でもよ、嬢ちゃん。あの遺跡はもうすでに他の冒険者が入ったがめぼしいもんは無くて、すぐに攻略出来る。まあ、行くかどうかは嬢ちゃんの自由だ。頑張れよ」


おじさんは、「遺跡に行くならパーティを組んだ方が良い」と言って、人を紹介しようとしてくれたが断った。

私が受けたのは聖女の力の調査、下手に関わらせてその人に何かあった時私は補償できない。すごく有難かったけど、断らせてもらった。

でもおじさんはまた人が必要であれば声をかけてくれて良い、と言って私を優しく送り出してくれた。


私は森の中継地点まで乗合馬車で行こうと思い、馬車に乗ろうとしたら後ろから声をかけられた。多分、私に声をかけたのだと思う。


「ちょっと待った。あんた一人で遺跡に行くのかよ」


振り向くと艶のある漆黒の髪に炎のように真っ赤な瞳をした少年がムスッと私を睨みながら立っていた。私より身長が低いから凄んでもあまり怖くない。


「え…そうですけど…何か私にご用でしょうか?」


はぁああああ、とめちゃくちゃでかいため息を着いた後、杖の先を私に向けて彼は言った。


「あんたさ、さっきおっちゃんの紹介を断ったよな。あのおっちゃんはあんたの為を思って紹介したんだぜ。あんたは自分の事強いと思ってるかもしれないけどな、冒険者にとって、今のあんたの自信は命取りだ。それを見抜いておっちゃんは紹介したんだ。

あんた、死にたいのかよ」

「死ぬ気はありません。私、これでもLv12はあります。少し入って、一人では難しそうなら戻って…えっと友人に同行を頼みますから、安心してください」


カチン、と来てしまい、つい強がりを口にしてしまった。友人に同行を頼むなんて、友達いないし一緒に行けそうな人って限られる。…ルクスお兄ちゃんなら来てくれるかもしれない


「あっそ、オレはちゃんと忠告したからな。勝手にしろよ」


少年はそう言うと、同じ乗合馬車に乗り込んだ。別の馬車に乗ろうかと考えたけれど、西の森行きの馬車は次来るのが2時間後。

仕方なく私は馬車に乗り込み、少年からなるべく離れて座った。馬車は板に少し丈夫な布が張られていて、揺れる度にお尻が痛かった。



森の中継地点で馬車を降り、遺跡の方へ行く道へ歩く。しかしあの少年は、私の後を追うように歩く速度を速くしても遅くしても、同じように着いてくるのだ。


「あの、どうして着いて来るんですか?」

「別に着いてきてない。オレは遺跡に行くんだよ。あんたには関係ないだろ」


少年はそう言うと私を通り越して、遺跡の方へ歩いて行った。

なんだろう、あまりこういう気持ちを持つのは初めてだからモヤモヤするけど、あの子をぎゃふんと言わせたい。あの子が悔しがるところを見たい。

遺跡で私が強いって事を見せてやるんだから、そう思いながら少年の後を追った。



遺跡の魔物は身構えていたよりは弱かったが、物理攻撃があまり通らない敵がいた為、その類いの魔物には苦戦した。光、闇以外の魔術を習得しておくべきだった。


相変わらず少年は、気配を消さず堂々と私から着かず離れずの距離を保ち、時折、そっちじゃ無い、その松明は罠だから点けるなとか、指示してくる。

アドバイスをくれるのはとても有難い事だけれど、言い方というものがあるんじゃないかな。どうせこの上の階を調べたら遺跡の調査は終わってしまうので、パーティを組んでもすぐ解散になる。ここは大人な対応で少年をパーティに誘ってあげよう。


「その貴方、私とパーティ組みませんか?」


少年に声をかけると、少年は虚を突かれたように目を丸くしてぽかーんとして私を見た。

返事を催促したら「ほら見ろだから遺跡に入る時はパーティ組んだ方が良いんだ」と言って近寄ってきた。お姉ちゃん、この子、生意気です。


「では改めまして、私はアレナ・グラノア17歳です。見ていたと思いますけど、前衛で戦う方が好きです。貴方は?」

「オレはエスフェルト・ベネウォルス、15。いずれ世界一の魔術師になる男だ」


やっぱり年下だ。自分の周りは年上ばかりなので、なんとなくうれしい。

うれしさが出てしまったのか、エスフェルト様に「生きた年数より質が重要なんだ」と言われてしまった。


実際、一緒に戦ってみるととても動きやすかった。彼は剣も使えるのか、私が回復中は前線に立ってくれる。私が攻撃して引いたらすぐ魔物に魔術を放ち攻撃する暇を与えずに倒せている。

私は一人で戦った事しか無かったから、連携取り辛いだろうと心配していたのだけど、するりと何かあればエスフェルト様がカバーに入ってくれる。

15歳でここまで出来るのは並大抵じゃ無い。相当の研鑽を積んでいるんだろう。


この遺跡は5階まであって、エスフェルト様とパーティを組んだのは4階に上がったすぐの所。4階のフロアをすべて隈無く調べていく内に、私の中でさっきまで抱えていたモヤモヤが無くなっていった。

彼は天才で、驕らず、でも優しいから私が拒否しても着いてきてくれたのだろう。お人好しさんだ。

少し離れたところから「上に行く階段、こっちみたいだぜ」とエスフェルト様が私を呼ぶ。私は慌ててエスフェルト様の後を上った。


「この遺跡はすでに他の冒険者が入ったんだろ。何しに行くんだ?」


5階への階段は少し長いようで、一列になって階段を上っていると私の目的を聞かれてしまった。


「何をしにと言われますと、明確に言えないのですけど、何か無いかなと調べに。えっと、すごそうな何かを探してるんです。それが無いとお姉ちゃんが大変で、皆が困るんです」

「…ふーん」

「はい」


詳しく話せないのは許してほしい。本当は話して、他の遺跡にもエスフェルト様と一緒に行きたいと誘いたい。でも、巻き込めない。

エスフェルト様は、魔術師でありながら多才で剣も並のトラップなら一人で解除出来てしまう。そんな彼が一人で行動しているのは、きっと大事な訳があるのだろう。

……でも気になるし、どうして一人で行動してるの聞いちゃおう。

お互いを知る第一歩です。


「あの、エスフェルト様はどうしてお一人でギルドにいらっしゃったんですか?」

「師匠に言われて武者修行の旅してんの。たまたまオレに釣り合う奴がいなかったから一人で王都に来たんだよ。まぁ、あんたはそこそこ組んでも良いかなとは思うけどな。

……オレの話は良いだろ。置いてくぞ」


エスフェルト様はそう言ってさっきよりも早足で階段を上がってしまった。

お姉ちゃん、私、どうやらエスフェルト様に認めてもらえたようです。

遺跡の中で、まだ魔物がいるのに心が躍ってしまう。気分が良いと調査の効率も良くなり、ウキウキで調べていたら、もう残るは奥の部屋だけ。

それがきっといけなかったのか、良かったのか、私は何も考えずに壁に描かれている紋様のに触れてしまった。変哲も無いと聞いていた遺跡。壁の紋様が発光し始める。


グンと強い力に引き込まれる。咄嗟にエスフェルト様が私を抱き寄せ、私達は一緒に壁に吸い込まれてしまった。



目を開けると、そこは古びた広間だった。奥には上へ続く大階段。大階段の上には祭壇のような物が見えた。広間の明かりが煌々と私達を照らしている中、何かいないか観察する。


「…嫌な予感しかない」「私もです」そう言って私達は大階段の前を見ていた。


濃い黒霧を纏う巨大な騎士が現れ、音の爆発、砲弾のような咆吼が広間を揺るがした。

駄目かも。直感でそう思った。咆吼によって私の体は、恐怖を感じて動けないのだ。

体長3メートルはありそうな騎士は、赤黒い錆がついた大斧を私達に向けて振り下ろす。

大きな斧が床を抉り、破片が飛んでくる。咄嗟に短剣で破片を弾いた。


それが機になって体が動いてくれ、私は騎士に向かって闇魔術ポイズンを放つ。これで駄目なら、パラライズで麻痺にするしか無い。とにかく状態異常になってくれたらすごくうれしい。


「情報開示」で魔物のステータスを確認した。


遺跡の番人  Lv20

HP495/500 MP50/50 LP0/0


私の「情報開示」じゃ全部確認出来ないのか、魔物にもスキルが使えるのか分からないけど全く見えない。毒は一応効くけど、5しか効いてない。

毒の耐性が高ければこれで終わりだけど、もし耐性が低いなら低く見積もって30は削れる。希望も入ってるけど。

エスフェルト様が間髪入れずに火炎魔術を、立て続けに水氷魔術も放った。火炎も水氷も特攻とはいかないようだ。


私達は遺跡の番人から距離を取ろうと離れると、黒霧は黒い球体になって炎線を放ってきた。避けれたと思ったけど少し髪が焼けたようで焦げ臭い。顔が燃えなかっただけマシだと思おう。

距離を空けると炎線が襲い、近づくと大斧の間合いに入ってしまう。すごく、嫌な相手。


「いったん引く!こっちだ」


エスフェルト様に言われ、広間の横にある細長い廊下へ飛び込み、炎線が届かないところまで走った。


「よし、思った通りここまでは届かないようだな。作戦会議。あんた、回復手段どれくらい残ってる?」

「えっと、アイテム使わずにヒールだけなら、8回いけます。でも毒が効いてるみたいだから、ポイズンも使いたいです。アイテムは薬草が2、魔水が3」

「そうか…。オレは薬草3、魔水5。二人合わせてもあいつ倒せるまでに全部使いそうだな。オレもヒール使えるけど、基本あんたが回復してくれ。その間はオレが前に出て注意を引く」


エスフェルト様は「魔水は4つずつ持とう」と言って、魔水を一つ持たせてくれた。

それなら私もエスフェルト様に使ってもらいたい物がある。

「エスフェルト様。これ使ってください」有無を言わせずにエスフェルト様にクリスタルロッドを握らせた。

ずっと腰に差していたけど、使わないのでエスフェルト様が持ってた方が良い。

エスフェルト様が持っているのはウッドロッド。クリスタルロッドの方が魔術の威力を強く引き出せるし、殴れば敵からMPを吸収できる。


「な…クリスタル…ロッド。なんでそんな大層なもん持ってんだよ。出所は?」


この状況で出所が気になるの、すごくエスフェルト様らしくて笑ってしまい、じろりと睨まれた。クリスタルロッドは一生ものとはいかないけれど、とても長く使える杖として人気なだけに多少お値段が張るのだ。


「出所は言えませんが、正式に戴いた物です。このローブとか、短剣以外の装備は戴いた物なんです!私が使えるのは補助系の術しかありませんしエスフェルト様に使ってほしいんです」

「こんな時に遠慮してらんないからな。有難く使わせてもらう。ありがとな」


エスフェルト様はしっかりクリスタルロッドを受け取ってくれた。良かった。


「あと、あの、エスフェルト様」


私の目を見たエスフェルト様は返事の代わりに目線で話の先を促す。


「意地を張った結果、エスフェルト様を巻き込んでごめんなさい。おじさんの言うとおりにちゃんとパーティ組んで、準備していくべきでした。本当にごめんなさい」

「いいぜ、次はちゃんとするんだろ?なら別に良い。ほらほら、泣くと生意気な顔が台無しだぞ」


エスフェルト様はそう言って私の頭をぐしゃぐしゃにして笑った。この人、私の顔生意気なって言いました。まだ、泣いてないもん。


「じゃあ、仕切り直して作戦会議な。まず本当は短期で行きたいところだがレベル差的にもオレ達の火力じゃまず無理。オレは先に邪魔な黒球を壊しながらあんたの援護をする。あんたは逃げ回りながら毒で継続ダメージを入れて攻撃しつつ、ここに戻って毒が解除されたらまた攻撃、これを繰り返していこう」

「わかりました。あの、セラフィムドール二個あるので、一個はエスフェルト様が持っててください」

「セラフィムドールまで持ってんのかよ…」


セラフィムドールは、一度致命傷を受けても身代わりになって、無かった事にしてくれる道具。セラフィムリングという上位互換の装飾品もあるけれど、そちらは特殊なダンジョン、遺跡、もしくは高額オークションでしか手に入らない。

セラフィムドールを身につけたのを確認して私達は遺跡の番人に再び挑む。




攻撃を開始して、5回目の待避。魔物は自己回復出来ないみたいでうまく削れている。

ここまま行けば次か、その次くらいで倒せそうだ。


「んで、あんたがこうして調査してる間、他の奴は何やってんだ?他の遺跡調査してんのか?」

「それは…わからないですけど、たぶん他に遺跡が無いかとか調べてくれてると思います

「他の奴も遺跡調査してんの?」

「してないと思います。私には何かの加護があるから私が遺跡に行って調査した方が良いって言われましたし」

「なんでだよ、おかしいだろ」

「おかしい、でしょうか…。でも…アレナは…お姉ちゃんの妹だから…」


おかしいかな。私、聖女様の妹だもん。お姉ちゃんの為に頑張るのはおかしい事じゃないもん。エスフェルト様は、さっきより眉毛と目をつり上げて、私を通り越した誰かに向かって怒っている。


「おかしいって言ってんだよ。皆が困るのに、なんであんたが一人で頑張らなきゃいけないんだよ」

「でもアレナ、大司教様にも期待してもらってるし、アレナは聖…お姉ちゃんの妹だもん」

「…姉ちゃんには言ったのかよ。この遺跡の調査しに行くって」


目を細めて胡乱げに私を見るエスフェルト様。視線が痛くて、後ろめたさに思わず目を逸らしてしまった。


「言ってないです。言ったらお姉ちゃん心配して着いてくって言いそうだから」

「あのな、当事者の姉ちゃんからしてみたら、妹が知らぬ間にボロボロで帰ってくんだぞ。

余計心配するし、後悔するだろ。あんたさ、姉ちゃんの事大好きなら姉ちゃんの気持ちも考えてやれよ」


反論できないくらいの正論を言われた。確かにもし私が逆の立場なら話すぐらいしてほしい。

「む…帰ったら、お姉ちゃんに伝えてみます」

「おうおう、帰ったら言ってやれ。なんならあんたに調査しろって言った奴にも、困るんならもっと金も人材も寄越せってな」


ニカッと笑って「じゃあ文句言う為に、頑張って帰るか」と私を起こしてくれた。

エスフェルト様は、私が聖女の妹だと気づいたのだろう。それでも、出会った時からずっと同じように駄目な事をはっきりと言い、接してくれる。

初めて、対等な、心から信頼できる友達が出来た。そんな気がした。

エスフェルト様と一緒に、帰るんだ。私は改めて固く決意した。

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