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先生あのね  作者: 速水詩穂
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0、4月18日(土)

 





 彼を最も理解出来るのは私だ。

 彼を最も理解出来るのは私だ。

 彼を最も理解出来るのは私だ。


 天は二物を与えず。彼に与えられたのは類い稀なる容姿。否。

 むしろそれは彼に背負わされた「不利な条件」

 天は二物を与えず。では彼に与えられたものは何か。

 身長、腕力、圧倒的な存在感。どれもどうもそぐわない。彼という人間を語る上で、いずれも力不足。

 天は二物を与えず。彼に与えられたものは、結果、想像を絶する試練。

 だから彼は語らない。だから詮索されることを嫌う。だからみだりに晒してはいけない。

 それは庇護欲。全ての外敵から私が護る。


 近づくな。彼を最も理解出来るのは私だ。





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