出会い
高校に入学して一月が経過した。
俺には、気になる人がいる。同じクラスの弘前 優香さんだ。
俺の通っている高校は、スポーツが強く優香さんもスポーツ推薦で学校に入ったそうだ。
一月が経って友達をできてきたが、スポーツ推薦のグループができていて、小心者の俺は一度も話かけられていない。そう言い訳する俺に嫌気がする。
そう自分のベットに寝転びながら考えていた。明日は、話かけよう。何度目かの決意をし、俺は眼を閉じた。
何時間寝ていたか。小鳥のさえずりが聞こえた。もう朝か。そう思い。眼を開けた、そこには、自分の部屋の天井が目の前に広がって...いなかった!
そこには、無機質な天井ではなく、途方もなく広い蒼い空があった。
ここはどこなのか?などの疑問はすぐに湧いていたが、こんなにも空とは綺麗だったのかと思い。
しばらく綺麗な蒼い空を眺めていた。
そして、ゆっくりと上体を起こした。
俺の前には、砂浜があった。その向こうには、果てしなく広がる海があった。
俺は、辺りの状況を確認することにした。
辺りを見回すと、誰かが倒れている。急いで近くに駆け寄った。倒れている人の顔を見て驚いた。
倒れていた人は、優香さんだった。
しばらく、俺の思考は停止していた。
眠っている顔もかわいいな。まてよ、これは絶好のチャンスなのでは。無防備な好きな人が目の前に。
あれ、俺今やばいこと考えている?
不定期です