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地味子さんです。②

「なんかおかしくない?穂希。」

「地味子ちゃん達も色々あるんだよね?」


「え…うん。まぁ…」


「なにがあったの?光となんかあったんでしょ?私には言いたくない?」


「そ、そう言うわけじゃ…あ、あのね…?」


私は杏ちゃんに動物園の事にさっきの事を教えた。

中島さんは何か知ってそうな感じだった。



「なにそれ!光意味分かんない!」


「佐久間も色々あったんじゃないかな?!」


「私大丈夫ですから。杏ちゃんやみんな居るから大丈夫です!」


「穂希〜。よしよし。健人!なんか知ってんでしょ!」


「え、いや〜。でも、佐久間の事だし。」


「言いなさい。」




中島さんは杏ちゃんの気迫に負け、知っている事を教えてくれた。


「俺が言ったって言わないでよ!」


「あいつ奥手過ぎでしょ!良かったじゃん穂希!泉には少し悪いけど…。」



光くんが私を…?

また神様の意地悪に違いないよ。


「いや、でももう良いんです。」


「は!?なんで!?付き合えるかもしれないんだよ!?」


「私みたいなの光くんには合わないです。きっともっと素敵な人います。」


「なんでよ!あんた達お似合いだよ?!諦めんなよ!」


「もう自信無いんです…」



「穂希…」



「まぁまぁ地味子ちゃんも急にこんな話聞いたらパニックになるよね!

俺や杏ちゃんは応援してるからいつでも協力するからね!」


「ありがとう…」



中島さんの話を聞き驚いた。

でも、全部今までがすれ違いだった事で私は自信が無くなっていた。


もちろん、光くんが私の事を想ってくれているのは嬉しい。

でも、私なんかが光くんの彼女なんかになれない。

この間までは一緒に居たいと思ってたのに急に怖くなった。

なんでかな…



「まぁ確かに一回タイミング失うとそれから難しくなるよね〜。」


「俺は何回も杏ちゃんにタイミング失ったなー!」


「そうなんですか…?」


「うん!やっぱり勢いって大事なんだよなぁー。あのみんなで行ったプチ旅行でダメだったら諦めようかと思ってた!」


「そーなの!?ありがと健人!」

「諦めなくて良かったよ!杏ちゃん!」


「二人は幸せそうですね。ふふふ。羨ましいです!見てるこっちまで幸せになります。」


「ちょっとやめてよハズい!」

「確かに恥ずかしいね。あははは!」


「私も頑張らなきゃですね…」

「そーよ!!穂希諦めるのはまだ早いよ!きっと光も男見せてくれるって!」


「佐久間はいざとなったらやる男だ!」



友達って本当素敵だ。

いつまでも大事にしたい。

いつもいつも力を貸してくれる

杏ちゃんも中島さんも大好き。



私もちゃんと自分の事伝えれるまで頑張ろう。

結果は分からないけど

やっぱり好きな事は伝えておきたいと思う。


杏ちゃんと中島さんみたいに仲の良いカップルになりたいな…





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