修学旅行2日目の夜はバトル勃発!?
豪華な旅館の晩御飯を食べ、広い温泉にも入った。
「よし!ちょっと出てくるわ。」
「はいよー行ってらー!」
コンコン
杏達の部屋をノックした。
「はーい。あ、光。どしたの?」
「悪いな。穂希居るか?ちょっと呼んでほしい。」
「なになにー?もしかして〜??」
「いや、お前が考えてるような事じゃないから!」
「あそ!穂希ー光が呼んでるー!」
そして穂希と外へ出た。
風呂上がりなのか、眼鏡を掛け少し髪も濡れている。
浴衣がなんともイイ!良い匂いもする!
そんな事は置いといて。
「今日はゴメン!」
「なんで謝るんですか?花咲さんと楽しそうで良かったです。嘘付いてまで。」
きゃー!やっぱり怒ってらっしゃる!
どうしよー
「本当嘘ついたのはごめん。」
「別に。」
出た!「別に。」それは1番困る返答!
それはあの有名な方のセリフです!
「あー…今日は古谷達とどうだった??」
「楽しかったですよ?古谷くんは優しくて計画立てるのも凄く上手でみんなに気を配ってくれて、みんなも充実してましたね。」
古谷〜お前はすごい!
尊敬するぜ!
「そっか!それは良かった!さすが古谷だなー!」
「そうですね。花咲さんとはどうでしたか?」
「あ、あ〜楽しかったよ!桐ちゃんの土産買ったりしたかな?」
「なんで花咲さんと会うって言わなかったんですか?普通に言ってくれれば良かったのに…」
「ごめん…穂希達と周る約束してたからそれで泉と会うからってなんか悪いなぁって思って…」
「変な嘘つかれる方が嫌です!光くんの事信用出来なくなっちゃいます!そんなの嫌です!」
穂希は泣き出し、俺はさらに困った。
「ごめんね…もう嘘付かないから。」
「じゃあ私ともデートして下さい!」
「え!?」
「花咲さんとは出来て私とは出来ませんか…?」
そんな上目遣いで言われたら断れないでしょ!
「わかった。ちょっとここで待ってて!」
俺は一旦部屋へ戻り荷物を少し持った
「ごめん、じゃあ行こう!」
「え、今!?」
「うん、行こう!」
「見つかったら怒られますよ!」
「良いから良いから!その時は一緒に叱られよう!」
穂希を連れて俺は旅館の外へ出た。
ここの近くにイイスポットがあるらしい
何分か歩いた頃目的地へ着いた
「ここ本に載ってたんだよ!」
「すごい!綺麗!」
そこは長崎の街が一望出来る場所だ
「ありがとう光くん!すごいよここ!」
「気に入ってくれて良かったよ」
「なんか私も些細な事で不機嫌になったりしてごめんね…」
「それは俺が悪いから。コーヒーでも飲む?」
「うん!」
自販機で缶コーヒーを買いしばらく夜景を眺めていた。
「なんかイケない事してると、不思議と楽しくなっちゃいます。」
「それ分かるわー!なんでだろうね!」
「良かったです。光くんとこんな綺麗な夜景が見れて…」
「修学旅行終わったらさ…またデートしてみようか。」
「え!?」
「実はデートっぽい事をするのって今日が初めてなんだよな。泉と付き合っていた頃もそんなしたことないしね!なんかいつも一緒に居ただけみたいな。カップルっぽい事って何一つ…ははは」
「そうなんですね…。デートしたいです…!でも私なんかで良いんですか…?花咲さんは…?」
「穂希とデートしたいなって思うよ。」
穂希は顔隠し「そ、そろそろ帰りましょう!」
怒られちゃいますと言い帰ることに。
「よし、誰も居なさそうだ!穂希先に行け!」
「はい!」
無事穂希は中に入れたようだ、じゃあ俺も行くとしよう!
「佐久間ー。夜遊びは楽しかったか?どこ行ってた!バカモン!」
「先生!?………ラーメン食いに行ってました!無性にラーメン食いたくて!てへ。」
「てへ。じゃねーだろ!ちょっと来い!」
俺は先生に連れて行かれ小一時間説教を食らった。
「あ、ぁあ…光くんごめんなさい!」




