コミュ障竜騎士×コミュ障ドラゴン娘 -王都の晩餐-
俺の名前は如月リク。
コミュ障だ。
これでもかというくらいコミュ障だ。
だからクラスメイトたちと共に異世界に飛ばされてから十日と少し経つ今でも、こちらの世界の人たちとまともに喋ることが出来ていない。
………。
ごめん見栄を張りました。
日本にいた時からクラスメイトとすらまともにお話出来ませんでした。
そんな俺にとってこの世界ではモンスターと戦うよりも厄介なことがある。
それは晩餐会の存在だ。
晩餐会とは夕食の時間にディナーを供する宴会――即ちパーティである。
男子は燕尾服、婦人はディナードレスに身を包みグラスを片手に歓談するアレだ。
はっきり言おう。
これはコミュ障に向かって死ねと言っているのに等しい。
晩餐会?
ハッ、地獄の方がマシだね!
そんなレベル。
だから本当はそんなものに出席などしたくないのだが、クラスメイト全員が出席するのに俺だけ欠席などしようものなら後から白い目で見られて、それはそれで針のむしろというわけだ。
退くも地獄。退かぬも地獄。
ほええ、泣きそう……。
神は何故この地にコミュ障を送りたもうたのか……?
………。
などと、いるかどうかも分からない神を呪っている場合ではない。
もうそろそろ時間だ。行かねば。
俺は似合わない燕尾服に身を包まれながら自分の部屋を出た。
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王国が開く晩餐会だけあって、パーティ会場は実に煌びやかだった。
清潔そうな白いテーブルクロスの上には豪華絢爛な料理が所狭しと並んでおり、美しく着飾った貴族や令嬢たちがグラスを片手ににこやかに談笑している。
皆がそれぞれどこかのグループに所属し笑顔で歓談しているのを、俺はぽつんと一人で佇みながら眺めていた。
おええ、居心地悪すぎて吐きそう……。
しかし、こんなところでリバースしようものなら俺は未来永劫この国の英雄として語り継がれることだろう(もちろん悪い意味で)。
だからグッと堪える。
……それにしてもクラスの連中は上手いこと会場に溶け込んでいるなぁ。
クラスメイト同士で固まっている者たちもいるが、中には貴族連中に混じって笑顔を見せている強者もいた。
よくやるよ……。
これ以上この場でぽつんと佇んでいると、せっかくの楽しい雰囲気を壊してしまいそうなので、取り皿に適当に料理を盛りつけつつ邪魔にならないようにそこら辺をうろうろし始める。
なんて出来るぼっちなんだ俺は。
………。
……うん、白状します。寂しいです。ツラいです。
やはり俺のようなコミュ障にとってこのような場所は地獄とそう変わらなかった。
なんなら賽の河原で永遠に石を積み上げていた方がマシなレベル。
実は『竜騎士』である俺に興味深げな視線を投げてくる者もいるのだが、俺は自然な動きでその視線を逃れ、流れるようにパーティ会場を漂っていた。
時にはぼっち専用スキル『気配遮断』さえ発動させているので、俺に話しかけてくる者は皆無だ(実際にこの世界に来て会得したスキルです)。
ふっ、さすが俺。寂しいとか言いながら怖くて喋りかけられない……。
ふと横手を見ると、トップカーストの螢条院勇樹が爽やかなスマイルで貴族令嬢たちを虜にしていた。
一人で複数の令嬢相手に一歩も引くことなく歓談している。
……すげーなあいつ。正直ちょっと憧れるよ……。
少し離れたところでは青年貴族たちの人だかりが出来ている。
何事かと思ってよく見てみると、その中心に青年貴族たちに埋もれるような形で我がクラスのアイドル、姫宮姫がいた。
どうやら姫宮の可憐さは異世界でも通用するようで、青年貴族たちは我先にと姫宮に話しかけている。
当の姫宮はと言うと、青年貴族たちに囲まれて困ったような顔をしていた。
我がクラスの男子たちはそんな姫宮を連れ出したそうにしているが、貴族相手にどうしたらいいのか分からないのかヤキモキした顔をそちらに向けているだけだ。
情けない奴らだなと思いつつも、もちろん俺のようなコミュ障にどうにか出来るわけがないので早々に立ち去ろうとする。
しかし、
「あ、如月くーん! こっち、こっち!」
目敏く俺を見つけた姫宮がステータスを無視した俊敏さで俺の側までやってくると、さりげなく腕を絡ませてきた。
「あ、ごめんなさい。わたしちょっと彼と約束してたもんで! でわ、そうゆうことで!」
俺は彼女と何の約束もしていないし、そうゆうことってどういうことなのかまったく分からないが、絡ませられた腕にぐっと力が籠められた。
やばい……青年貴族たちの恨みがましい視線が突き刺さりまくって体中が痛い。
ついでにクラスの男子共の視線も痛い。
「ごめんね如月くん。あの人たちしつこくって……」
……なるほど、そういうことか。
でもわざわざ俺なんかを頼らなくてもいいだろうに。
俺なんてコミュ障でステータスも低いゴミ竜騎士ですよ(自虐)。
しかし俺の困惑した雰囲気が伝わったのか、
「………ごめんね。迷惑だった?」
すぐ隣の瞳が不安気に揺れている。
………。
さすがにそんな瞳を見て腕を振りほどけるほど俺の精神は強くない。
だから俺は首を横に振った。
すると姫宮は嬉しそうに笑う。
その透き通った笑顔を見て俺は息を飲んだ。
姫宮は背が低く髪もツインテールに結んでいるせいで子供っぽい印象を受けるが、その実、顔は驚くほど整っている。
そのアンバランスな美しさが赤いドレスと相まって、彼女をとても魅力的な女性に仕上げていた。
だからこそ思う。
どうしてこんな可愛い女の子が俺なんかに構うのだろうか?
「どうしたの?」
俺はハッとする。
やばい、俺はいつの間にか彼女をガン見していた。
さすがにキモいと思ったのか、近くにいた岡崎さん(女子)が姫宮を俺から助け出そうと動き出した。
『ビーストマスター』になった動物好きの岡崎さんだが、俺のようなキモい生き物は許容出来ないらしい(超自虐)。
だが、そこは空気が読めないアイドル姫宮姫、
「わたしずっと青年貴族たちに囲まれていたせいで何も食べてないんだ。お腹すいちゃった。ねえ、一緒に何か食べて回ろうよ?」
岡崎さんのことなどまるで気にせずに、姫宮は俺の手を取って歩き出す。
楽しそうな姫宮を遮ってまで俺を排除するのは躊躇ったのか、岡崎さんは舌打ちしてから去って行った。
……めっちゃ嫌われてるやん俺。
でも、そこからは和やかな時を過ごした。
何が楽しいのか知らないが、姫宮は俺の分まで料理を取り分けてくれた後、ひたすら俺に向かって話しかけてくる。
俺は一言も話さず、ただ聞き役に徹しているだけだ。
それなのに姫宮はというと、やはり何故か楽しそうなのだ。……うーん、わからん。
俺みたいなコミュ障といて何が楽しいんだ?
そうやって意外にも心休まる時間を過ごしていた時――
不意に後ろから声がかかる。
「キサラギ様、ヒメミヤ様、お楽しみいただけているでしょうか?」
振り向くと、そこには左右に二人ずつ護衛の騎士を連れている女王アルベルティーナがいた。
俺たちとそう年は変わらないはずなのに、黒いドレスと女王の貫録のせいか女王アルベルティーナはとても大人びて見えた。
「はい、楽しいです! 下心丸出しの青年貴族たちがいなければもっと楽しいはずです!」
……どれだけ空気が読めないのってくらい正直者の姫宮さんだった。
いくらなんでも女王相手にぶっちゃけすぎでしょキミ……!?
俺は戦慄した。
内心で冷や冷やしていると、女王は嫋やかな微笑みを浮かべたまま言ってくる。
「申し訳ありません。普段から女性に慣れている者たちですが、ヒメミヤ様の美しさを前にして己を律することが出来なかったようです。後でわたくしの方からそれとなく注意しておきましょう」
さすが女王。ぬるりとかわした。
しかし当の姫宮はというと、
「ま、まいったなぁ。わたし、美しいだってさ?」
嬉しそうな顔で何故かチラチラと俺の方を見てくる。
俺が何も反応しないでいると「わたし、美しいだって!」ともう一回強調して来るが、なんだろう。自慢かな?
涙目になって「う~っ」と睨んできた姫宮を前に、女王が苦笑して言ってくる。
「キサラギ様。婦女子を喜ばせて差し上げるのも殿方のお役目ですよ?」
………。
そんなこと言われても、どうすればいいのか皆目見当がつかない。
どの道、見当がついたところでコミュ障だからどうしようもないのだが……。
俺が何も答えずにいたら「すん、すん、もういいんだ~……」と姫宮が黄昏れ始めた。
申し訳ない……。
女王はもう一度苦笑した後、意外にも俺に向かって話しを続けてくる。
「キサラギ様。実はわたくしはあなた様に期待しているのです」
……は? 俺に?
どういうことだ?
首を傾げる俺に、女王が話を続ける。
「前に説明した通り、この世界の危機にあっても、人類と亜人族の足並みは揃っておりません。それは最強と謳われる竜人族も例外ではありません。まこと勝手ながら、わたくしはあなた様がその竜人族と人類の懸け橋になってくれるのではないかと期待しているのです」
……なるほど、そういうことか。
つまり『竜騎士』である俺に人類と竜人族の仲を取り持ってくれと頼んでいるのだ。
………。
うん、でも無理。
だって俺コミュ障だよ?
何も喋らない使者とかむしろケンカを売りに行くようなものでしょう?
俺が何も答えないでいると、女王の顔が段々と曇っていく。
コミュ障だからこの場で発言することすら出来ないというこの悪循環……。
どうしたものか俺が悩んでいると、姫宮が助けに入ってくれる。
「女王さま。如月くんは寡黙な男なので滅多なことでは口を開きませんよ?」
……姫宮の中では俺って『寡黙な男』になっていたのか。
姫宮のコミュ障への評価がポジティブ過ぎる。
「寡黙な男……そうでしたか」
女王は全てを察したような目を向けてきたが……うん、お気になさらず。
お察しの通りコミュ障ですから。
そこで何を思ったのか、姫宮がこんなことを言い出す。
「あ、そうだ! 小さい頃から付き合いのあるわたしが如月くんの通訳をします!」
「まあ、それは助かりますわ」
姫宮と俺は同じ小学校と中学校を卒業しているだけで、そこまで深い関わりはない。
……何でさも昔から仲良しみたいな感じになってるんだ?
そこはかとなく不安だったが、通訳をしてくれるのは助かるので任せてみる。
「それではお尋ねします。竜人族との懸け橋の件についてキサラギ様はどのようにお考えなのでしょうか?」
「『頑張ります』って言ってます!」
……おい。
いくらなんでもその通訳は適当過ぎるだろ!?
当たり障りのないセリフを言っとけばいいってもんじゃないよ!?
「え、ほ、本当に……? どうもそのようなことをおっしゃっているようには見えないのですが……」
ほらー、女王様も困っているじゃないか。
「大丈夫。『大船に乗ったつもりで任せろ』って顔ですよ、これは」
その大船はきっとタイタニックだよ!? 間違いなく沈没するから!
ていうか、どうしてキミはそこまでドヤ顔で言いきれるの?
キミの中の俺って一体どうなっているの?
もはや収拾のつかない事態に俺と女王が頭を悩ませていると、横から助けが入る。
「姫、あまり滅茶苦茶言うなよ? 女王様も如月も困ってるだろ」
そう言ってやって来たのは我がクラスのイケメントップカーストにして、この異世界で『勇者』になった螢条院勇樹だった。
しかし爽やかに発言したそんな彼に対し、姫宮はこう言い放つ。
「え? 何言ってんのユウキくん? 誰も困ってないよ?」
すげえ困ってたよ!?
どの口が言ってんの!?
きょとんとする姫宮に俺は心の中で全力でツッコんだ。
そんな姫宮を無視して螢条院が説明してくれる。
「女王様、お話は伺いました。彼……如月は人とのコミュニケーションがあまり得意ではないんです。だから自分が竜人族との懸け橋という大役を務められるかどうか不安に思っているのではないでしょうか」
すげえ、さすが螢条院!
まさしくその通りだよ!
女王様も合点がいったように頷いていた。
「どうやらそのようですね。助かりましたわ、勇者様」
うんうん、さすが勇者様だ。
今に至って「何言ってんの? わたしが言ったことが正しいんだよ?」という顔をしているどこかの姫宮さんとは違う。
「キサラギ様、性急過ぎたわたくしをお許しください。まずはこの世界に慣れていただくことが先決でした」
女王が深々と頭を下げてくる。
いいってことよ。
それどころかコミュ障を拗らせて申し訳なさ過ぎて死にそう。
その後、当たり障りのない会話をしてその場は解散となった。
俺?
もちろん最後まで空気でしたが何か?
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それから間もなく。
パーティはまだ続いていたが、俺は王城の外に出た。
コミュ障的にパーティの中にいるのは毒の沼地にいるのと変わらないのでHPに限界が訪れていたのだ。
姫宮が「ちょっとお花を摘んでくる」と言ってどこかに行った隙にパーティ会場を抜け出した。
建前上『出席』はしたので少し抜け出すくらいなら問題ないだろう。
実際、いい雰囲気になった青年貴族と令嬢が何組か抜け出しているからな。
あー、やだやだ。汚らわしい。
……そして羨ましい……。
………。
あー、星が綺麗だなぁ。
心が洗われるかのようだ。
でも今頃そいつらが「星がきれいだわ」「君の方が綺麗だよ」「え、そんな……」「キスしていい?」「いいわよ」「それ以上もいい?」「いいわよ」とかやっているかと思うと心にどす黒い染みが広がっていく方が早い。
………。
これ以上星を見ていても建設的な考えが出来る気がしないですな……。
はぁ……仕方ない。
気晴らしに修練場に行って剣でも振ってこよう。
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月明かりが照らす坂道を下って行くと、左手に修練場が見えてくる。
異世界から来訪した俺たち『神の使徒』には晩餐会でも帯剣が許されていたので、既に腰の鞘には剣が収まっている。
だから武器庫には寄らずにグラウンドの方へと直行したのだが……。
そこには先客がいた。
一人の女性が一心不乱に剣を振っている。
剣がリズムよく空を切り、金の髪と銀の鎧に反射する月明かりが揺れるその様は、まるで妖精が舞っているかのようだった。
その女騎士の名前はマリー・ロード。
俺がこの世界に来てから最もお世話になっている人だ。
いや、実の姉のように心を許していると言っていい。
ずっと彼女の舞いを見ていたかったが、マリーさんは敏感に俺の気配を察知してしまう。
「誰だ!?」
残念ながら舞いはそこで終わった。
しかし、マリーさんは俺だと分かるとすぐに警戒を解いてくれる。
「何だ、リクくんか。そんなところにいないで近くに来たらいいだろう?」
……近くに来い、か。
俺に対して忌憚なくそんな風に言ってくれるのはマリーさんだけだ。
「ぷっ……なんだその恰好は? リクくんには似合わないな」
しかしマリーさんは俺の燕尾服姿を見るなりに、堪えられないといった感じで笑い出した。
……分かっていますよ。俺に正装が似合わないってことくらい。
「悪い。そんなに憮然とするな。君には剣の方が似合うと言っているのだ。私と一緒だよ」
マリーさんはさも自分と仲間だと言わんばかりだった。
ちなみにマリーさんはこれでも上級貴族の令嬢なので晩餐会に出席する義務があるのだが、
「私はドレス姿が似合わないから行かない」
そう言って毎回すっぽかしていた。
………。
そんな事ないと思うんだけどな。
マリーさんは綺麗だしスタイルもいいし、絶対にドレス姿が似合うと思う。
「……君は今わたしのドレス姿を想像していただろう?」
……この人には敵わない。
どうして俺の考えていることが分かるのだろう?
「まあ、君が『マリーさんのドレス姿が見たい』とその口でハッキリと言うのなら、ドレスを着るのもやぶさかではないが?」
マリーさんは悪戯っぽく言ってくる。
……どうせコミュ障の俺にはそんなこと言えないと思っているのだろう。
悔しいがその通りだ。
でも、いつかマリーさんにドレスを着させると心に決めた。
「良い月だな」
マリーさんはそう言って夜空を見上げる。
俺も吊られるようにして視線を上げた。
そして二人で月を眺める。
夜空を見ても、もう先程のような黒い感情は湧かなかった。
何せ隣にいる人はそんじょそこらの貴族令嬢なんかよりよほど綺麗な人だ。
それは外見だけではなく、心もまた……。
「稽古を付けてやる……と言いたいところだが、今夜はやめておこう。あまりにも月が綺麗過ぎる」
ここに来てなお思考の第一条件が武芸であることに俺は内心で苦笑してしまう。
この人らしいと言えばこの人らしい。
が、この流れでマリーさんはとんでもないセリフを吐いてくる。
「なあ、いつか君が私より強くなったら……その時は結婚しないか?」
ぶほおっ!?
と、突然何を言い出すんだこの人は!?
「わ、笑ったな!?」
笑ってないよ! 死ぬほどびっくりしただけだよ!?
「こ、これは例え話だ! あくまで君が私よりも強くなったらの話だからな!? そうでなければ君は永遠に弟止まりだ! いいな!?」
………。
冗談なのか本気なのか分からなくなってしまった。
実際、この時はまだマリーさんが言ってくれた「弟」という言葉にも「結婚」という言葉にもまるで実感が湧かなかった。
でも、ここまでストレートな言葉をぶつけてくれたのはマリーさんが初めてだ。
余程恥ずかしかったのかマリーさんはそれから何も喋ってくれなくなった。
……あの、黙られると余計に気恥ずかしいのですが……。
マリーさんと結婚か~。
そんな未来も悪くないのかもしれない。
根っからの剣士であるマリーさんが俺の嫁になった姿が想像出来ず、俺がマリーさんの嫁になる姿を想像する。うん、そっちの方がしっくりくるから困る。
………。
だが、この時初めて俺の未来に他の人が映り込んだ。
俺は初めて未来が楽しいものに思えた。
そう、間違いなく思えたのだ。
――しかしこの数日後、俺はコミュ障のせいで王城を追われることになる。
そしてマリーさんにも会えなくなった……。
読んで下さりありがとうございます。
「コミュ障竜騎士×コミュ障ドラゴン娘(s) -王都の晩餐-」いかがでしたでしょうか?
本編に入れるとテンポが悪くなるので泣く泣く外した話を短編という形で再生させていただきました。
本来、姫宮姫にもっとスポットが当たるはずだったのに、本編ではあまり活躍できなかったのでどうしても登場させたかったのです。
でも結局マリーさんにいいところを全部持っていかれてしまうという可哀想な子……。
これから彼女たちがどのように話に関わってくるかは本編の続きを楽しみにしていただけたらと思います。
また、初見の方でも楽めるよう「読み切り短編」として作ったつもりですが、もし本編をまだ見ていない方はよろしければそちらもご覧いただけるとより楽しんでいただけるのではないかと思います。
(本編「コミュ障竜騎士×コミュ障ドラゴン娘(s) ~コミュ障竜騎士はドラゴン娘たちとコミュニケーションが取れない~」はのリンクは下の部分にございます。もしくは作者名『上杉マリア』から飛んでいただき「作品一覧」からでも行けます)
これからもリクたちをよろしくお願いいたします。