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8.さつきと餅と師匠


 今日は私の家に師匠が来てくれている。


「はい、師匠! お待ちどおさま!」

「どれどれ、はむっ」


 緊張の一瞬。


「どうですか?」

「うむ、美味しい」

「良かったあ!」

「じゃが、さつき」

「はい?」

「何故、餅の中に餡子をいれないのかね?」


 師匠のその質問に私は少し考えて答えた。


「私は素材で勝負したいんです。だから餡子は入れません」

「まあ、そういうお主のこだわりは分かるが、わしはお主が作った餡子入りの餅も食べてみたいのお」

「では、次師匠が来た時に用意しておきます」

「分かった。では楽しみにしておるぞ、さつき」

「はい!」


 次、師匠が来た時はどんな餅を作ろう。餡子を入れるのもいいが、奇をてらってチョコレートでもいいかもしれないな。

 

 私は師匠が帰ってから5時間くらい、餅について考えるのだった。

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