二〇三号室-2
九「さてお次は二〇三号室……って何ぃっ!? 二〇三号室は空室、だと……っ!?」
ペンネ「どしたのさ、くじゃく。"きょうのせかい"の二〇三号室が空室だったことがそんなにショックだった〜?」
九「ショックに決まっている! 私の方は六部屋分きっちり全員晒し首だったのに、お前は五部屋とか不公平だ」
ペンネ「設定に公平もへったくれもあるか。仕方ないだろ。他の夏ホラ作品の中にも二〇三号室を使わずにあるいは一部屋で完結してる作品もあるんだ。くじゃくくらい凝ってる方がおかしい。病気」
九「ちょ、病気って酷くない? 相方なんだから、も少し柔らかい表現を」
ペンネ「切磋琢磨なくして成長はないよ! 互いに高め合うから仲間なんだ」
九「どうしちゃったの、グラタン! 急にそれっぽいこと言って。どっか頭でも打った? それとも変な夏風邪引いた?」
ペンネ「君も君で大概失礼だよね。
よーし、もう晒すネタもないようだし、ポテチと牛乳飲んで、寝よー」
九「太る。絶対太る……」
九「皆さんはどちらのハイツがお好みかな?」
ペンネ「感想待ってまーす!!」
九「あ、これのじゃなくて"死なない調律師"と"きょうのせかい"ね」
ペンネ「ついでに"七つの子"も見てくれると嬉しいんじゃないかな」
九「急に他人事!?」