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すうちゃんの記憶

作者: 上条麗香

小さな町に、可愛いおかっぱ頭の似合う子供が住んでいました。

名前はすうちゃん。

すうちゃんは、まだちいさくてお母さんが大好きな子供、、。

ある日の事です、{お母ちゃん、おかあちゃん」とすうちゃんがお母さんを呼ぶ声が聞こえます。

そこに、ばあさんが来ました{すう,もうおかあちゃんは居ないよ!東京にお嫁にいったからね」

すうちゃんは、訳がわかりません。ただただおかあちゃんが、恋しくて泣いていました。

お母さんは、すうちゃんをおばあさんに預けて再婚したのです。

それからは、おばあちゃんとおじいちゃんと暮らし始めました。

おばあちゃんは、意地の悪い人で、すうちゃんはいつも寂しい思いをして暮らしていました。

たった一つの救いはおじいちゃんが、優しかったというこだけでした。

ある日、おばあちゃんが編み物をしているので、[お婆ちゃん、何編んでるの」と聞くと、

「セーターだよ、」「すうちゃんに?」

「違うよ、」「じゃあ、誰に?」

「うるさいね!あっちに行って、遊びなさい」

すうちゃんは、すうちゃんにと大好きな夕張に住むおばあちゃんが、くれたのを知っていたのでした。

その毛糸を、お母さんのばあちゃんは、他の孫にあげるのに編んでいたのでした。

すうちゃんは、いつも一人で遊んでいました。寂しくて寂しくてしかたありません。

ある日の事、「すう!今日は苫小牧のおばさんちに連れて行ってあげるよ」と、珍しく機嫌よく言いました。おばさんちには、同い年のいとこがいるので、楽しく遊べると思いすうちゃんは、嬉しくてしかたありません。おばさんちに着くと従兄弟たちが、遊んでくれます。

おばさんと、ばあちゃんがなにやら話をしています。

「すうを、三郎に預けようと考えているのだけど」

「マア、姉ちゃんはなんと言ってるの」

「何を言おうが、私は育てるのはイヤだよ!」

「でもかわいそうじゃない!」

「かわいそうなのは、私のほうだよ、孫はたくさんいるし、別にすうが可愛いというほどでもないし」

なんという話をしているのでしょう、確かにこのばあちゃんは孫がすうちゃんの他に5人もいます。

でもすうちゃんには、今のところこのばあちゃんの所しか居る所がないのです。

すうちゃんかわいそう。三郎と言う人は、すうちゃんのおじさんです。酒癖が悪くなかなか生活もままならないようなひとなのです。でも子供は大好きですうちゃんのこともよく可愛がってくれています。

最近結婚したばかりで、子供が出来ないのですうちゃんを引き取りたいといっているのです。

でも、すうちゃんは夕張のおばあちゃんが大好きで、夕張に行きたいと思っていました。

どこにいても、いじめられる日々ばあちゃんは、すうちゃんのことが余り可愛いく思えなくて、

すうちゃんにつらくあたります。

だんだん大人しく、口数も少なくなり、悲しそうな顔ばかりみせるようになったすうちゃん、、、

まだ三歳のすうちゃんは、おかあちゃんが恋しくてしかたないのです。

そんなすうちゃんは、このばあちゃんにしてみれば、邪魔な孫でしかないのです。

あっちに、預けこっちに預けすうちゃんは、だんだん居場所がなくなってきました、

そんな時です!夕張のおばあちゃんが、すうちゃんを引き取りたいともうしでてくれたのです。

このばあちゃんは、一つ返事です。

すうちゃんは、夕張のおばあちゃんのところへ引き取られることのなりました。

すうちゃんは、風呂敷一つでおばさんに連れられて夕張のおばあちゃんのところへバスに揺られ、

連れていかれました、夕張のおばあちゃんは笑顔で迎えてくれました、それからのすうちゃんは

沢山の愛情で育てられ、幸せな子供になりました。

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