0話 ー水溜 優在ー
1話を先に見てほしいです!
もともとはなんの変哲も無い子供だった。
朝はテレビを見て、学校に行き、休み時間の運動場での鬼ごっこが何よりも好きだった。
ただ小学校の卒業式前の最後の休み時間のことだった。
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「今日が最後の鬼ごっこだね」
「絶対最後まで逃げてやるからな!」
「「「じゃんけん、ぽん」」」
八人いたのに自分だけがグーだった。
「俺かよ〜」
「相変わらずゆうちゃんはじゃんけん弱いよね」
「じゃあ十秒間待っててね」
そうして数を数える。
「10、9、8、………、0、よっしゃ行くぞ」
いつも通りの鬼ごっこのはずだった。
(バタッ)
急に視界が暗くなってきて倒れてしまった。
その後、病院に搬送されてベッドで寝転んでいた。
体は動かない。
一時間ぐらいが経った頃、母とお医者さんが入ってきた。
お医者さんが話し始てからはほとんど覚えていない。
唯一覚えているのは、
もう体を動かすことはできないということ、余命が六年しかないということだ。
それからは寝て起きても毎回真っ白な天井、周りを見渡しても同じ部屋。
そこからの三年は体は動かないがアニメを見たり、友達が話に来てくれたりして意外と苦ではなかった。
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四年目以降は友達は高校生になり来ることも少なくなり、一人でいることも多くなっていった。
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六年目は一気に体調が悪くなっていった、母は気を遣って部屋にいることがを多くなった。
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七年目、医者はいつ死んでもおかしくないと言われた、そこからは毎日が地獄だった。
夢を見ている時だけが楽しかった。
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そして、自分の最後ぐらいはわかった。
やっと、夢を見れる。
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(もっと人生を堪能したかった…)
水溜 優在の人生です。




