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王都までの道のり 3

本日は複数投稿するかも知れません。それと色々修正したので後書きを必ず見て欲しいです。


『お教え致します。あれは2000年前のことです。』


そう言ってエフィシスは過去の話を話し始めた。


『かつて精霊と人間達は共に暮らしていました。それはもうとても楽しい毎日でした。精霊達は自分達の気に入った人にしか力を貸さないのですが人それぞれが違う職業をしているので精霊達は様々な経験をしていました。例えば、冒険者の方についていた精霊は戦いに力を使っていましたし、商人の方についていた精霊は相手が嘘をついているかどうかを的確に教えたりしていましたね。』

「精霊は嘘をついているか分かるのか?」

『ええ、正確には相手の心の声が聞こえます。なので相手が本当のことを言っているかどうかが分かると言うことですね。』

「なるほど、すまない話の続きをしてくれ。」

『はい、そういうことで私たちはとても充実した生活を送っていたのですが、さきほど精霊達は気に入ったものにしか力貸さないと申し上げましたよね?そのせいで――』

「精霊に気に入られなかった奴がいるということか?」

『はい、その通りです。このことはそれほどめずらしくないのですがその精霊に気に入られなかった人間が貴族でして、それがどうにも許せなかったらしいんです。そしてその貴族は精霊を自分のものにしようとして精霊を隷属させたのです。そこからは酷いものでした。全ての精霊ではないのですがその貴族の奴隷になった精霊は無理やり力を使わさせられろくに休みも与えず私利私欲のために働かせたのです。私がもっとはやく異変に気づいていればあの子達は消滅せずに済んだでしょう。私はその時はまだ精霊王ではなく大精霊だったのでそれほどまで力を持っていませんでした。いいえ、これは言い訳でね。本当は生活に充実しすぎて周りを見れていなかっただけなのに……』


精霊と人間のあいだにそんな事があったなんて……いつの時代、どこの世界でも人間は自分のことしか考えていないのかよ!本当にクソ野郎だ!


「そんな事があったなんて全く知らなかった。こんな言葉は意味無いかもしれないが人間代表として謝罪する。本当に申し訳なかった。」

『貴方は関係ないのですから大丈夫ですよ。まぁ、このような事が起きたせいで精霊達は人間を信用出来なくなり、元の精霊界に帰りました。今までの充実していた時間が嘘のように一瞬で消え去ったのです。そして今に至るということですね。』


こんなにも怒りを覚えたのは初めてだった。俺は心底人間にうんざりした。しかもそんな奴らと俺は同じ種族だということに嫌気さえも起こしたほどだ、こんなにも感情をあらわにしたのは久しぶりだ。俺は前世の大学の時に浮気された時からどうでもいいと思っていて感情を表に出してこなかった。子供に転生して理性を保つ力が弱くなったのだろか。しかしどうにも精霊達のことを他人事と思えない。おそらく俺たちは似た者同士なのだろう。信じていたものに裏切られ周りを容易に信用することが出来なくなっている。かつての俺とそっくりだ。どうにかこいつらの力になりたいが……


「なるほど、1ついいか?俺は人間だ。それなのになぜそのような話を俺にしたんだ?」

『それは貴方は異世界から来た人ですよね?そして精霊達の世界に来ることが出来た、つまり精霊との親和性が高いのです。しかも貴方からはかつての人間達のような冷たさを感じませんから……』

「冷たさ?」

『はい、貴方は私の話を聞いて自分の事のように怒ってくれました。そのあともどうにか私たちを助けたいと考えてくれましたよね?そこから貴方は信用してみてもいいのかなと思いました。』

「そういう事か、信用してもらったことは素直に喜ぼう。ありがとう。」

『そこでさきほど言ったおねがいなのですが……精霊達を人間界に連れて行ってあげてくれませんか?』

「人間界にか?大丈夫なのか?それよりその理由を教えてくれないか?」

『理由はこの子達の笑顔ですね。この精霊界には何もありません。そのせいでこの子達は以前と比べてずっと暗くなりました。何も無いこの状況に飽き飽きとしていえ段々と感情も失って来ている子達もいます。そこに今日貴方が来てくれました。この子達のこんなに楽しそうにしている姿を見るのは本当に久しぶりなのです。そこで私は思いました。やはりこの子達には刺激が必要なのだな……と。』

「そういうことなら任されよう。しっかりと精霊達の面倒を見ることを約束するよ。」

『ありがとうございます。では連れて行ってもらう精霊達なのですが、今回は大精霊達を連れて行って貰います。大精霊はこの子達とは違ってしっかりとした姿があるので、今呼びますね。……あなた達〜、ちょっと来なさ〜い。』


なんだろう、このご飯ができて子供達を呼ぶお母さん感は……


さて、どのような精霊達なんだろう。


「は、精霊王様お呼びでしょうか。」


そう言って5人の精霊たちが姿を現した。リーダーらしき男の精霊がエフィシスと話していた。


しばらく話すとこちらに向かってきて急にひざまついてこう言った。


「ご主人様、この度は人間界に連れて行っていただきありがとうございます。ご主人様の力になれるよう精一杯努力致しますので何卒よろしくお願いします。」

「ご、ご主人様!?どういうことだ?俺はあなた達を人間界に連れて行って面倒を見るだけだ。いつ俺がお前たちの主人になったんだ?」


とてもびっくりした。俺はただついてくるだけだと思っていた。それなのに急にご主人様とか言われて驚かないはずがない。一体どういうことなんだ。


「はい。私たちはあなた様に人間界へ連れて行って貰います。本来なら私たちの力だけでは人間界へ行けないのですからそのお礼という形であなた達に付き従うよう精霊王様より言われております。ですのでこれからは私たちになんなりとお申し付けください。」

「ま、まて、1度落ち着こう、な?俺はそんなの求めていない。俺はあくまでお前たちを連れていくだけだ。それだけで付き従ってご主人様と呼ばれるのは……な?それと大精霊ともあろう方たちが人間なんかに服従する形を取ってしまっては、それこそ俺がお前たちを無理やり働かせるかもしれないぞ?まぁ、お礼というならそうだな…友達ということにしないか?主従関係より対等な関係の方が俺的には嬉しいかな……」


これはもちろん本心だ。俺は前世でも先輩、後輩といった上下関係は大切だと思ってはいるがどうにも俺には合わないらしく、俺は対等な関係だと思っていつも接していた。その考え方から主従関係などは本当に願っていない。


『ね?この人は以前の人たちとは違うでしょう?これで安心してくれましたか?』

「はい。この方は信用できます。貴方の事を試していました。申し訳ありません。」

「試していた?どういうことだ?」

『この子達が、本当に信用できるのかどうかを自分達で確かめたいって言うので、貴方に無条件で従う事を言ったらどのような反応をするかを確かめたのです。もしそこで貴方が一瞬でもこの子達を無下にするような事を考えたらすぐに貴方との関係を断ち切る予定でした。しかし、いや、やはり貴方はそのようなことを考えなかっただけでなく、対等な関係でいたいと申してくれました。その言葉でこの子達も信用できたのでしょう。』


なるほど、俺は知らないあいだに試されていたのだな。いや〜良かった良かった。やはり俺には上下の関係は合わないからな……まぁ、自分が下なのは全然大丈夫なんだが


「それじゃあこれからよろしくな、ってまだ自己紹介がまだだったな、おれの名前はテオバルトだ。呼びやすくテオって読んでくれ。お前たちの名を教えて貰ってもいいかな?」

「私たちに名前はありません。よろしければテオ様が名をつけてくれませんか?」


どうやら俺は齢7歳にして大精霊達の名付け親になるらしい……

※この小説で色々変更したので見て欲しいです。


職業→ジョブに変更します。

転生する時に職業ガチャと言っていましたが、職業をジョブという言い方に変更します。それに伴い、


通常職→ノーマル

上級職→ユニーク

超級職→レジェンド

に変更します。今までとは違いますがよろしくお願いします。



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