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転生 2

前回から少し空いてしまいました!申し訳ございません!


「っんん·····そうか、俺死んだんだったな。」


確か俺は道路に飛び出した子供を助けてその時にトラックに引かれたはず、じゃあなんで今生きてるんだ?


「その質問にお答えします。」

「誰だ!」

「そんなに警戒しないでください。私は死者の魂を管理している、ソルドレオと申します。まぁ、言うなれば"神"と言った所でしょうか。」

「え、あ、神様?ですか?·····って信じれるか!お前が神様だとするんならなんか証明してみろ!」


なんなんだよこいつ、急に現れて神様とか言うなんて怪しすぎるだろ·················っは、ははーん、さてはドッキリだな?そうじゃなきゃ俺が生きてる事に辻褄が合わなくなる。しっかし最近のドッキリは凄い手が込んでいるな、まじで死んだと思ったわ〜


「東城様落ち着いてください、これはドッキリではありません。まずはじめにここは神界と呼ばれる場所でございます。本当なら地球の輪廻に乗り東城様の魂は送られるはずでしたが、本来ならば東城様はあの時死ぬ運命ではなかったのです。しかし東城様は最後に善行でお亡くなりになられましたので、そんな貴方様を本来の世界に戻すことは出来ませんが転生して頂きもう一度生きて頂こうと思います。ここまでは大丈夫でしょうか?」

「まさか本当に神様なんですか?············申し訳ございませんでした!自分ちょっとテンパってて、それで、あの、えっと·······」

「大丈夫です。それでは先程の続きを説明致します。東城様には転生をして頂くのですがその世界は剣と魔法の世界です。その世界には魔力があり、前世では無いような職業もあります。そういう世界に転生していただきます。実際このような世界の魔力が少なくなった時には魔力を補うために転生をして貰っています。そういう方たちは勇者や賢者として転生してもらっています。しかし今回東城様には今までの方たちのような義務はありません。東城様が転生されるのは私たちの不手際でありますので自由に生きていただこうと思っております。その際にジョブを決めて頂くためにこちらでガチャをしてもらっています。ジョブとはその人が得られる能力のようなものですね。例えば、剣士ならば剣士が覚えられるスキルをある程度覚えられます。また、魔法使いならある程度の魔法を覚えられますが、自分が扱える属性のみです。」

「属性??」

「はい、まず属性は火、水、土、風、光、闇、聖の7属性があります。一般的には1人につき1属性ですが、稀に2、3つの適正属性を持っている者がいます。適正属性を持っていないものはこの魔法は使えません。しかし、魔法にはもう1つ属性があり、それは無属性なのですがこれには身体強化魔法などというように、魔法自体で戦うのではなく、魔法で能力を上げるつまり、サポートする為の魔法は全ての人が使えます。」

「なるほど、分かりました。ありがとうございます。」

「ではジョブの説明の続きですが、先程言った剣士や魔法使いはノーマルですが、ジョブにはユニークといったものもあります。こちらは名前の通りユニークですのでノーマルより優れています。例えば、剣士のユニークでしたら重剣士、細剣士、双剣士などというように、それぞれの特徴に特化したものです。ユニークでしたらノーマルより覚えられるスキルが増えます。と、いう感じですかね。ご理解頂けましたか?」

「はい、理解しました。要は今から引くガチャでこれからの人生が決まるということですね。」

「ほ、本当に分かってますか?まぁ、間違いとは言えませんが、っんん、では仕切り直して、こちらでガチャを引いてもらいますので、ついてきてください。」


ガチャ、か、苦手だなぁー、俺は今までの人生でガチャとか宝くじなどの類にはめっぽう弱い、しかもこれからの人生を決める大イベントだし、はぁ〜、幸先悪くならなきゃいいなぁー


「こちらがガチャでございます。それではご自分のタイミングでこの突起を奥に押してください。」

「分かりました。ありがとうございます。」


はぁー、めっちゃ緊張してきた、この一手でこれからの人生の全てが決まると言っても過言じゃないし、ここで微妙なの引いたらどうしよう、まぁ、考えるだけ無駄か、よし気を引き締めるぞ!


ガシャン!カラカラカラカラ、ポン!

ガチャの中からはカプセルが出てきた。なんだか特別なガチャだからワクワクしてたけどちょっとショックだった。さて、何が出たかを確かめてみよう。


「ガチャからは何が出ま――」

「えぇーーーーー!なんですかこれ!!」

「ど、どうしたんですか!なにかやばい事があったんですか!」

「どうしたもこうしたもないですよ!ジョブが3つも出たんですよ!3つですよ!?本来なら1人につきジョブは1つです!今までに何個もジョブを持ってる人なんていません!前代未聞です!しかも、しかもですよ!その3つ全てがレジェンドなんですよ!」

「レジェンド?どういう事ですか?」

「はぁ、はぁ、はぁ、っふぅー、つまりですね、東城様は異常という事です。先程、レジェンドの説明をしていませんでしたね、レジェンドはユニークより上のジョブで物によればそれだけで世界の理を変化させることができる程です。

滅多に出ることがないので先程は説明をしていませんでしたがまさかこんなことになるとわ……」

「えっと、やばいですか?」

「はい、やばすぎます。レジェンドだけならまだ大丈夫でした、しかしジョブが3つも出てしまっていますからね、東城様はこれから3つのジョブを持って生きていただくことになります。」

「3つですか、あ、ちなみにどんなジョブか分かりますか?」

「ああ、そうでしたね、驚きすぎてジョブの確認をして頂くのを忘れていました。どうぞこちらが東城様のジョブです。」


***


ジョブ:剣聖 (剣術スキルを全て取得出来る)

レジェンドであり武器を持っていなくてもスキル発動可能


ジョブ:魔帝 (魔法スキルを全て取得出来る)

レジェンドであり魔法媒体を持っていなくても効率よくスキル発動可能


ジョブ:拳神 (格闘スキルを全て取得出来る)

レジェンドでありこの世界で最も硬いアダマンタイトを素手で割ることが可能


***


なんか……凄そうなやつばっかりだった、こんなジョブ俺に使いこなせるか凄い心配だ、だが使いこなしてみせるぞ!


「確認出来ましたか?見ていいただいた通りすごいジョブばかりです。この3つのジョブは使い方を間違えれば世界そのものを壊しかねません。くれぐれも注意して頂くようお願い致します。」

「はい!分かりました!」

「ではこちらの転生装置にお乗り下さい。」

「あの、転生後の記憶ってどうなるんですか?」

「記憶に関しましては、今の記憶を引き継いだまま転生してもらいます。初めは混乱すると思いますが、心配せずとも大丈夫です。」

「何から何までありがとうございます、ソルドレオ様にお会いした事を忘れず、これからの人生を歩んでいこうと思います!転生してある程度の自由がきき始めたら教会に行ってお祈りしますね!本当にありがとうございました!」

「いえいえ、こちらこそ何千年と転生者を送ってきて初めて見ることがあったので私もまだまだなのだなと気付かさせて貰えましたので……それでは、貴方の人生に幸あらんことよ。」


その言葉を最後にまたしても俺は意識を手放した――


読んで頂きありがとうございます!次回から転生後の話となっています!ぜひ読んで頂けると嬉しいです!また、感想などをコメントしていただけると嬉しいです!特に、アドバイスのようなものを頂けるとこれからの活動に役立ちますのでよろしくお願いします!

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