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大波乱のパーティー

先日pv数というのを知り、確認してみると1万をら超えていました!正直これが多いのか少ないのか分かりませんがとても嬉しく感じました!ありがとうございます!この小説を書けているのは皆様が読んでくださるおかげです!それにブクマも100件を超えていてびっくりしました!これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします!


俺たちは今パーティ会場に向かっている途中だ。なんでも今年は第2王女もパーティーに出席するらしい。まさか王女と同い年とは思わなかった。っと、そんな話をしているうちにパーティー会場に着いたみたいだ。


「テオ、まずは挨拶周りだが基本私たちは動かなくて良い。階級が下の者が上の者に赴いて来るのが礼儀なのだ。だから私たちは最初は待っておけばいい。そして王の言葉を頂いた後に私たちは王に挨拶しに行くぞ。そのあとは大人達で話などをするからその間は好きにまわるといい。」

「そうなんですね。分かりました。」

「婚約の話は私が居れば私が断るが私がいないところで迫られたらトイレだとでも言って逃げ出してきても構わない。」

「そうよ。テオちゃんにはまだ婚約は早すぎるわ!」

「母様の言う通り僕もそう思います。ですので父様に言われたことを守ろうと思います。」

「あぁ、そうしてくれ。では行こうか。」



ガチャ



「おぉ!これはこれはルフレント公爵閣下ではありませんか。お久しぶりです。私ノーブル・フォン・マレイク・イルギスです。覚えていますでしょうか?」

「あぁ、ノーブル伯爵久しいな。5年ぶりくらいだろうか。本日は末の子が7歳になってな、恐らくこのパーティーに出席するのも最後だろう。今日はよろしく頼む。」

「覚えていてくださり光栄です。なるほど公爵閣下の息子様が7歳になられたのですね。確かテオバルト様でしたよね。おめでとうございます。実は我が娘も今年で7歳になっておりこれも何かの縁ですね!噂によればテオバルト様はまだ婚約者を決めていないだとか。もしよろしければうちの娘なんてどうでしょうか。とても可愛いですよ。」

「すまない、家の事で色々と忙しいからテオバルトの婚約はまだ決めるつもりはないんだ。ノーブル伯爵の令嬢に良い未来があることをお祈りするよ。では、私たちはもう行くよ。」


おぉー、さすが父様だ。華麗に婚約の話を無しとしている。しかしこうも最初から結婚の話が出るとは思ってもいなかった。やはり貴族は階級が高い人との繋がりを持ちたがるのだろうか?


俺たちそのあともたくさんの貴族家から挨拶され、その度に婚約を迫られた。あー、正直こんなに疲れると思ってもいなかった。挨拶周りだけでどっと体力を持って行かれたよ。

それにお腹も空いてきたし早くご飯を食べたいんだけど……


「えー、それでは我らが陛下からお言葉をいただきたいと思います。」


お!王様からの言葉だ!確かこれが終わったら料理を出されるって父様が言ってた!後ちょっとの辛抱だ!


「皆の者、今日は集まってもらい感謝する。この中には遠いところから来たものもいるだろう。しかし今日は自分達の子供が7歳になった記念だ。それに今年は我が娘のテレシアも参加している。みな、存分にたのしんでくれ。そして子供たちよ、お主らは今日洗礼で女神様よりジョブを授かったと思う。中には自分が思うようなジョブを貰えなかったものもいるだろう。だがしかし、落ち込むでない。その職業を活かし貴族として民を守り、国のために使ってくれ。我々はその成果を評価しよう。決してジョブだけで無能扱いなどはしない!逆もまた然り、有能なジョブだからといって慢心し、周りを蔑み国に欺こうと言うのなら容赦なく罰する。お主らはその自覚を持ってこれから行動するように。長くなったが今日はみな、存分に楽しんでくれ!」


なんか、想像してたのと違ったな。なんか王様ってこう、偉そうにしているイメージだったから……なんかすみません……


そんなことより早くご飯食べたいんだけど!!王様が話し終えたと同時に俺たちの目の前にはとても美味しそうな食事がたくさん並べられた。正直俺はすぐに食べたかったのだがまだ誰も手をつけていなかったから我慢していた。

「テオ――」


お!なんだい父様!もう食べていい?食べていい?


「――陛下に挨拶へ行くぞ。」


嘘…でしょ……まだこのご飯食べられない?早く食べたいのに…ご飯が、俺のご飯がぁぁぁぁ!!!そんなことを考えながら俺は父様に引っ張られていった。


はぁ、父様に連れていかれるがままに王様たちの前に来たけど…早くご飯をたべたいんだけど!!


「陛下、テレシア王女殿下本日はおめでとうございます。」

「ルフレント久しいな。立派な息子も連れていてお主は幸せ者だな。」

「お初にお目にかかります。私はルフレント・ノア・シルバス・クレンティア公爵家の三男テオバルト・ノア・シルバスです。陛下の先程のお言葉にとても感銘致しました。私もこの国で成長し、将来はこの国のために生涯を尽くしたいと思います。テレシア王女殿下にいたしましても、とてもお美しく危うく息をするのを忘れるところでした。本日はお招きいただきありがとうございます。」

「ほ、本当に立派な息子だの〜。お主本当に7歳なのか?」

「失礼しました。息子が出過ぎたことを。この子は周りと比べ成長が早いみたいなので……」

「そうなのか、それにしても……まぁ良い。ほれテレシアお前も挨拶しなさい。」

「ルクテリア王国第2王女のテレシア・フォン・カテルスです。以後お見知りおきを。」


おぉー!スカートをヒラッとするやつを現実で見られると思ってなかったからなんか嬉しい!というかこの子もなかなか大人びていないか?俺は精神年齢が大人だからそう思われるかもしれないけど――



グゥ〜



あ、やっべぇ〜、めっちゃ大きな音でお腹がなっちゃった……


「はっはっはっはっ!変に大人びてると思うておったが子供らしいところもあるじゃないか!挨拶はこのくらいにして夕食を食べてくるが良い。」

「申し訳ございません!それでは失礼致します!」

「失礼します。」


俺たちは王様との挨拶が終わって一段落したが父様に少しだけ怒られてしまった。


「私たちはこの後大人同士で話したりするからテオはその間は子供たちで過ごしておきなさい。」

「分かりました。でも僕誰も友達なんていませんよ?」

「最初だからな、貴族には人脈なども必要だ。将来のためと思って自分から話しかけたりしなさい。」

「分かりました。それでは行ってらっしゃい。」


よっしゃ!やっとご飯が食べられるぞ!まずは最初から目をつけていたあの肉を食べよう!お皿に取ってと……では、いただきます!


うんめぇ〜!!!!


こっちの世界に来てからかご飯がとても美味しく感じる。まぁ、前の世界ではカップ麺ばかりだったからな……今日はめでたい日だからいっぱい食べよっと!!



ムシャムシャ!バリバリ!



ふぅ〜とりあえず1度休憩するかぁ〜ちょっと食べ過ぎちゃったかな?いや、まだ食べてないものがあるからまだまだ食べるぞ!!


「あのぉ〜テオバルト様でしたよね?」

「はい、僕がどうしました?って王女様!?王女様が僕になんの用でしょうか?」


やばいやばい、急に王女様が来るなんて聞いてないって!とりあえず無礼だけはしないように気をつけないと……


「いえ、用ってわけではなくて……お父様からお前も子供たちと話してきなさいって言われて来たのですが私同年代の子と話したことがなくって……それで1人でいたテオバルト様を発見いたしましたのでお声をかけさせてもらいました。……迷惑…でしたか?」


あっれぇ〜俺がぼっちだって王女様に見抜かれているのか?まぁ、確かに周りは3人~5人でグループを作っていてその中で1人暴飲暴食をしていれば嫌でも目立つよな……


「いえいえ!迷惑だなんて!実は僕も同年代の子と話したことがあまりなくて1人で困っていたんです。まさか王女様から話しかけていただけるとは思ってもいなかったので驚いただけです。もしよろしければ僕と時間をお過ごしいただけませんか?」

「はい!もちろんです!」


おぉー、やけに嬉しそうだなそんなに同年代の子と話せて嬉しいのか?


そして俺とテレシア王女は飲み物をとって近くの椅子に座りしばらく2人で話をしていた。今までどうやって過ごしてきたのかとか、趣味はとか色々話していた。そして楽しく話をしていたのだが……


「テレシア王女殿下こんな所にいたのですか!先程挨拶しましたが、レオナント・フォン・スピルスです。私はお美しい王女殿下とお話がしたくてここに来ました。こんな奴なんかと話さず私とお話しましょう。」

「テレシア王女殿下私たちとも一緒にお話してください。」


ん?なんだこいつらせっかく俺と王女が楽しく話しているのにレオナント?とかいったやつとその取り巻きが、急に来てこんなやつ?とか言われた。少々ムカッと来たがまぁ、相手は子供だまだたったの7歳だ、ここは大人の余裕と言うやつを見せてやるか……


「すみません、今は私とテレシア王女殿下が話をしているので私が話し終えた後にしていただけませんか?」


よし、これくらいでいいだろう、これで大人しく下がってくれたら――


「黙れ!お前には話していない!そもそも誰に向かって口をきいているんだ?この方は公爵家のログシア・フォン・スピルス・ライトハム様のご子息だぞ!男爵風情が調子に乗るな!敬語を使うんだ!それに俺たちも子爵家と伯爵家の息子だから俺たちにも敬語使えよ!」


公爵って俺と同じじゃないか、しかもなんで俺の事を男爵って思ったのか分からないけどちょっと本当に腹たってきたな……


「どうして僕のことを男爵家の息子だと思ったのかは分かりませんが、僕()公爵家のルフレント・ノア・シルバス・クレンティアの息子テオバルト・ノア・シルバスですので、レオナント様と立場は同じなのですが?」


ふん!言ってやったぞ!取り巻き2人はびっくりしているしレオナントもさすがに同じ立場なら強くは言えないだろう。


「ッチ!お前覚えておけ――」



ドカーン!!!



その音がなると共にパーティー会場の電気は急に消えたのだった。


読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!

また、感想やレビュー、評価をしてくだされば嬉しいです!

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