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シスター・プリンセス   作者: 髙龍
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転機 05

王城で過ごすこと一晩、部屋が広くて落ち着かないと思ったものの旅の疲れがでたのがぐっすり眠ってしまいました。


せっかく王都に来たのだし色々と見て廻ってはと侍従の方の勧めでラファエルさん達と見てまわることに。

元々は丘を利用した城塞だったそうですが人が集まりいつしか町となり都にまで発展したのがこのアースだそうです。


官庁街を抜け人々が暮らすエリアに入ると大勢の人で賑わっています。

私はあちらこちらをきょろきょろと思わず視線をぐるぐると巡らしてしまいます。

案内の方が連れて行ってくださるお店はどこも高級感を漂わせていて恐縮してしまいます。

「好きなものをいってくだされば、後で部屋にお届けしますよ」

なんて言われても質素を心がけて来た教会暮らしの身の上としては困ってしまいます。


護衛の方に王都の教会を見てみたいといって連れていっていただいたのは石作りの立派な門構えのアース中央教会です。

中に入り大司祭様に挨拶をして主神であるガイア様に祈りを捧げます。

この国では偉大な太陽神の光を受け沢山の恵みを生んでくれるガイア神を祭っています。


神殿を辞して次に向かったのは様々な品が雑多に並んだ市場です。

服飾品の並んだ辺りで思わず足を止めてしまいました。

綺麗な品が色々並んでいます。

ラファエルさんが何か買いたいとのことで少し離れて待っていると少し先にテントを張った難民の方が眼に入りました。

就職支援や餓死者が出ないように炊き出し等は行っているものの根本的な解決になっていないのが実情なのだそうです。

私達の出身地であるポートランドも同じ問題を抱えていますが王都には夢を叶える為に他所からやってきては夢破れテント暮らしになる方が少なくないそうです。

この日は夕刻近くまで都市観光をして王城に戻るのでした。

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