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シスター・プリンセス   作者: 髙龍


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外遊 03

ポーン・フォン・ハイム辺境伯、彼は先ぶれの報告に憂鬱な気持ちになる。

王族なのに自由奔放に馬を操り嵐のように現れ去って行く自国の姫君も一緒だという。


今回は他国の使節を迎え入れる重要な役目の最中に姫君の動向まで気にしなければならない。

「使節殿を待たせるわけにもいかんしな」

憂鬱ではあるが自分の服装をチェックして問題ないと判断し、館の入り口まで迎えにでる。


アイシャ姫を先頭に使節団が到着し貴族の礼を取る。

「ようこそ、我が領地へ。アース王国の皆様領主のポーン・フォン・ハイムと申します。」


女官に手を取られ見目麗しい妙齢の女性がおりてくる。

貴婦人の礼を取り挨拶を返される。

「アンナ・フォン・アースと申します。ポーン辺境伯にお会いできて光栄です。」

「ささやかではありますが宴を用意しております、本日は長旅の疲れを癒していただければと」


首都メリアまではここから馬車で5日ほど行ったところにあるそうで本日はお言葉に甘えて食事をとり、久しぶりに水浴びをしたいといったらお風呂に案内され湯が贅沢に張られており、旅の汚れを落としているところにアイシャ様が入ってきて話しかけられる。

「アースっていったことはないのだけどどういう所なのかしら?」

「そうですね、農業が盛んですよ。一面に広がった農地は収穫の時期になると巨大な絨毯のようですね」

「へぇ~、それは一度見てみたいわね」

「メリア国は馬が名産とお聞きしたのですが」

「国民のほとんどは馬に乗れるし輸出もしてるわね」

「私も馬に乗れるようになるかしら?」

ラファエルさんが連れだしてくれた遠乗りは心地よくてつい言葉に出してしまいました。

「王都についたら私が教えてあげるわ」

「それは楽しみですね」

アイシャ姫の手ほどきで馬術を習うことになるのでした。


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