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シスター・プリンセス   作者: 髙龍


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外遊 02

ラファエルさんと入れ違いになるようにして外遊の為に城を離れることになりました。


向かう先は同盟国の一つのメリア王国、なんでも馬を生産して売るのを生業にしているそうで馬の扱いがとてもうまいのだとか。


付き添いの女官さんが相手の姫君は馬を巧みに操り色々なところに神出鬼没で現れては不正を正して去って行くのだとか。


旅は順調に進み国境の町ハイムにたどり着きました。

「今日はここで一泊して王都に向かいます。」


「馬上から失礼しますわ。そちらの馬車はアース王国のアンナ様の御乗りの馬車ではないですか」

護衛の兵の誰何の声に

「申し遅れました。私、メリア王国の第一王女アイシャ・フォン・メリアと申します。」

「これはアイシャ様ご無礼をお許しください」

警戒を解かぬまま最低限の礼儀を示す兵士。

「姫様~ 姫様、ようやっと追いつきました。」

生きも絶え絶えに相手の護衛と思わしき少女がやってきます。


「メッシーナ、他国の使者の前ですよ。シャンとなさい。」

「原因は姫様だと思うのですが、そもそも使者殿を姫君自信が迎えに出向くってどうなんです」


あっけに取られた護衛の兵士を横目に馬車から降りて必死に覚えた貴婦人の礼をします。

「アンナ・フォン・アースです。お目にかかれて光栄ですアイシャ様」

フリーズ状態からいち早く抜け出したアンナが声をかけます。

「神出鬼没都は伺っていましたが迎えに来ていただけるとは思っていませんでした」

「町の視察で近くまで来ていましたからそのついでですわ。それに同い年ぐらいの方と聞いて楽しみにしていましたからこんなところで話も何ですから領主館にいきますわよ」

アイシャを先頭に町を進んでいく一行。


礼儀正しさがありながらどこか奔放な方、アンナのアイシャに抱いた感想はこれだった。



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