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シスター・プリンセス   作者: 髙龍


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試練の洞窟 01

「聞きましたか?ラファエル殿が試練の洞窟に挑むらしいと」

今朝からお城中の話題を掻っ攫っているこの話を聞きラファエルの身を案じてアンナは悩んでいました。

無事突破できれば騎士として受勲を受けることができるそうで自分の我儘で辞めてとも言い出せなかったからです。


「アンナ様そんなに心配ならばお守りを送ってはいかがでしょう」

女中さんの勧めに従い神殿に赴きお守りを譲って貰い一心に祈りを捧げます。


「アンナ様、隣をいいですか?」

いつの間にか入ってきたのかラファエルさんが私に声を掛けました。

「様付けはなれなくて、できれば依然と同じように呼んではいただけませんか?」

「では二人だけのときだけ、女中さんに聞いたらここだと言われましたので」

「私に何か御用だったのでしょうか?」

「そうですね、試練に挑む前にアンナさんの顔をみたかったので」

「ラファエルさん、よろしければこれをお持ちになってください」

本心ではやめて欲しいけれどぐっとこらえて祈りをささげたお守りを手渡します。

「ありがとうございます。これがあれば百人力ですよ」

日が沈むまでこうして二人で祈りをささげるのでした。


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