表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シスター・プリンセス   作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/19

転機 06

王の私室にて呼び出しを受けたラファエルは部屋の主であるアクセルと相対していた。

「窮地に陥った孫を救ってくれて礼を言う」

「たまたま居合わせただけですのでそれでご用件とは?」

恐縮しながらも話の先を促すラファエル

「聞き取り調査の結果お前さんアンナの事を好いておるな」

いきなり核心を突かれどきりとする

「好いてはおりますが私とでは釣り合いが取れておりませんが」

地方の貧乏男爵家の次男坊と王族として名を連ねるかもしれないアンナお互い好いているからといってこの身分の差はどうしようもない。

「身分の事を気にしているのなら解決する方法があるのだが受けてみる気はないかね?」


王家の所有するこの近くの山には試練の洞窟と言われる場所がありそこを通過して頂上にたどり着ければ王が叶えられる望みならできる限り叶えなければならないという決まりがあるそうだ。


「中は天然の洞窟を利用したうえでトラップが待ち構えていて命がけにはなるがどうする?」

「その試練受けさせていただきます」

このまま田舎に戻っても警備の兵となり一生を終えるだけ、何よりアンナの事を忘れられるかというと難しい。

この降ってわいたチャンスを物にしてアンナと添い遂げられる可能性を王より賜った幸運を噛みしめ王の私室を後にするのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ