表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ

話の導入みたいなものなのでめっちゃ短いです。次回からしっかり書きます。また、人物名及び国名等は全て架空のものです。

 

 吾輩は年齢=彼氏いない歴の元三十路社畜OLである。名前は多分まだない。


 どこで死んだか頓と見当がつかぬ。何でも営業周り中に激しい吐き気と目眩に見舞われた事だけは記憶している。


 ……なんて、巫山戯ている場合ではないな。


 巫山戯ている場合では無いので、サラッと自己紹介をさせて頂こう。


 私。三十路。ずっと独身。職業は会社員。趣味はゲーム。先程にも挙げた通り、営業周り中に突如激しい吐き気と目眩に見舞われ、視界がブラックアウトしたところで意識がプッツンしており、それ以降の記憶が無いので、忘れたか本当に無いかのどちらかであるが、今のところ後者説が強い。つまり私はもう死んでいる(多分)。死因は熱中症か過労あたりか。


 大学まで行って、大手に就職したってのに、孫どころか旦那すら作らないまま親より先に死ぬだなんて、親不孝な娘だよね……


 否。今の自分に感傷に浸っている暇は無い。以下現状。


 ロココ調の天井。短過ぎてバタバタとしか動かせない手脚。明らかに私とは違う白く透き通った肌。ドアの外からは全く聞き覚えのない言葉がしている(一応大学で英語とラテン語を取得していたので単語単語の意味の予想はある程度建てられるが、全体を通した言葉の意味は全く分からない)。


 これらを踏まえて、現状に名を当てはめるなら、『異世界転生』という言葉がしっくりくる。中世ヨーロッパにしては衛生環境が整いすぎだし、耳を澄ますと“Magia(魔法)”という単語が所々入っているのだ。もうこれは異世界転生で決定で良かろう。…決して考えるのが面倒になった訳ではありませんからね?


 で、結論。


 ここは誰。私は何処。


 いや本当に私の本体は一体どこに行っちゃったんだってばよ。そして何語圏だよ。今は何世紀なんだよ。おっと?明らかにメイド服です!っていう服を着た人が入って来たぞ。


「♪&#@?¥!$~」


 おう、分かんねぇな!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ