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序章ー管理者ー

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「いじめられっ子の僕が異世界転生したら世界最高の階位を与えられていた件」→「いじめられっ子の僕は異世界で最強の力を手に入れる」

私は愚かだ。

私は彼を傷つけた。

そして彼の大切なものを奪ってしまった。



一人の少女がさまよい歩く。

そこは真っ白な世界。

彼女以外誰もいない何も無い。


「神様もう一度、もう一度だけ私を彼に合わせてください」


誰もいないその空間で少女はただ一人祈りを捧げる

少女の祈りが届いたのだろうか。どこからともなく声が聞こえてくる。


…君は君が元いた世界、すなわち彼が暮らす世界に二度と戻る事は出来ない。だが彼をこちらに呼ぶことはできる


姿は見えない。だが野太い男の声が少女の祈りに答えた。


…君に一つ世界を授けよう。その世界の名は【アマルティア】。アマルティアはわたしが管理している世界だが、君にその管理者権限を譲ってやる。管理者になった君なら、彼をアマルティアに呼ぶことができるだろう。


「彼を?」


…そうだ。ただしアマルティアには元の世界の記憶は持っていくことはできない。君も君が連れて行く者も。


「私は記憶を失うの?」


…怖いか?


「いいえ。私は彼にアレを渡せればそれで良いの。それだけで全てが伝わるわ」


…記憶を失ったお前がアマルティアで本当に彼に会えるのかはわからない。それどころか、もしかすればお前は彼に刃を向けることになるかもしれない


「彼は必ず私の元にくる。私の向ける刃なんかに彼は負けない」


…そうか。


「神様。私は彼の他にもそのアマルティアに連れて行かなければならない者達がいるの」


少女はその者達の名前を告げる


…いいのだな。彼らを呼べばどうなるか分からないぞ


「ええ。それがどんな結末をもたらすのかは分からない。でも私は彼らを呼ばなければならない」


管理者となった少女は、その場でゆっくり目を瞑る


「これは私の、そして彼の…復讐よ」



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