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たった一ヶ月で初心者女子高生が格闘ゲームを極める話  作者: 葉月 優奈
十二話:県大会
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俺は、トーナメントDの王者と戦う。リーグ戦の二戦目。

中学生の相手が使うのは、『デス・ストロング』か。

投げ技を主体に戦うが、それでも俺の敵ではない。


多彩な攻撃で、俺はあっさり五連勝をしていた。

勝ち名乗りを上げる俺は、いつの間にかギャラリーのヒールに近い。

強すぎる王者は、どうも嫌われるらしい。


(さて、俺の隣はというと……互角だった)

俺の戦いより注目が集まるのは、親子の直接大会。

もちろん、それだけで注目を集めていた。


(四対四、テンポが速いな)

杏那の隣には、杏那の父親。父親は、参加者の中でもかなり年長の部類に入っていた。

実年齢は、そういえば杏那の父親はいくつだろうか。


(それにしても、白白山ねえ。渋い選択だな)

『白白山』は相撲取りだ。力士なので動きが遅い。

ユズとは、ほぼ真反対の属性といってもいい。


(白白山にはただ、あれがある)

それはユズがパンチを放った時だった。

ユズの右腕を掴んで、力を軽くいなしていた。

そのままユズの体を投げ飛ばした。投げ飛ばされたユズは、大きく体力が減っていた。


(当て身技だ)俺はそれを知っていた。



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