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二話


そこには、まさに“夢の世界”が広がっている…






わけでもなく、森が広がっており目の前には大きい本当に大きいビル?城?みたいなのが建っていた。



「あ、あの…こ、ここは」


そう、質問しようとしたら見事にさえぎられた。


この男性によって。


「こいつが例の“姫”か?」


「ひ、姫!?」


だ、誰か!私に説明を…


「はい。さようですわ。可愛らしい子でしょう?晢夢てつむ様。」


モチナさんが、ドヤァと聞こえそうなぐらいな、ドヤァ顏で晢夢様と呼ばれる人に言った。


それを聞いた晢夢様は、「ふんっ」と言って建物の中に入って行った。


「ごめんなさい。何一つ理解出来ないのですが…」


「そうね。では、中へ入ってから説明しますわ。」


「はい。」


モチナさんは何やらカードをパネルに当てた。


すると、プシュ〜と音をだてながら扉が自動で開いた。


開ききったところで私はある部屋に案内された。












「では、まず彼の自己紹介をしておきますわね。」


そう言ったモチナさんは、軽く手で男子くんを前に出した。


「僕は、イヌヤと申します。この度、芽好様のボディガード兼お世話係になりました。よろしくお願い申し上げます。」


イヌヤくんは一礼した。


ごめんなさい。早くもと言うか、本題に入る前に着いていけてない。


「えーっと、ボディガード?お世話係?私、必要ありませんけど。」


「あ、そちらに関してはまた、後ほどお話ししますわ。」


「そ、そうですか。」


私的には疑問は一つづつ解決して行きたいんだけどな…


しょうがないか。


「では、ザッとこの夢の世界、DREAM WORLDをご紹介致しますわ。」





____ここは、芽好様の居らした世界とは、少し異なる点がいくつかございます。


まず、場所、と言うよりか空間から違います。


先ほど私たちがお迎えに上がりました時のように、私共が芽好様の世界に行く時には色々調節をいたしまして今いるこの空間から、移動します。


空間が違う場合、芽好様の世界の人々は、こちらの空間の人々を確認することができません。


しかし、こちらからは確認することが出来ます。


ここまでは、着いてこれていますか?


念のため、簡単にもう一度説明しますわ。



空間が、二つあってそれは、ここ、DREAM WORLDと、芽好様の居らした世界です。


二つの空間を行き来するには色々調節をしなければなりません。


こちら、DREAM WORLDからは芽好様の居らした世界を認識することが出来ますが、あちら側からは出来ません。





では、次へ進みます。


DREAM WORLDには、空間は違いますが、芽好様の居らした世界ともう一つ今私達がいるこの世界があります。


基本DREAM WORLDの住民はこの世界に住んでいます_______





「説明しますとこんな感じになります。」


「な、なんとなくわかったです。」


あー、長かった…途中から理解するの放棄しそうだった。


「まだ、説明したい事が山程有るのですが…どうなさいますか?」


「や、山程…」


そんなことをしていたら、日がくれてしまうのではないですかね?


「でしたら、いったん部屋にご案内して、その時僕がご説明しましょうか?」


急にイヌヤくんが話し始めたので、少し、ほんの少し驚いた。


でも、その提案は、いいと思う。


私もそれなら自分の部屋でくつろぎながら話が聞け…って


「私の部屋!?ですか。」


「はい。そうです。あ、あちらの世界のお家が良かったらそちらでも構いませんが。」


「この建物に私の部屋が?」


「はい。828階になりますが…あ、その部屋は使用されても、されなくてもどちらでも構いません。」


そ、そうか…


とりあえず、理解するのは、後にしよう。


そして、まず自分の家へ帰ろう。うん。それがいい。


「とりあえず、帰ります。続きは又明日にでも…」


「いえ、今日のうちの方がいいかと。」


イヌヤくん、そこはね、流す所なんだよ。


流石に、すこし頭がいいからってキャパオーバーだよ。


「モチナさん。僕が責任を持ってご説明します。それでもよろしいですか?」


なんだか話が進んでいるし…


もう、諦めるしかないのだろうか?


「えぇ、構いませんわ。」


どうか、頭だけは壊れません用に。


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