表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

5日目

ジェームズ・キャメロン監督の不朽の名作『タイタニック』



処女航海中の豪華客船タイタニック号の船の先端



ケイト・ウィンスレット演じるヒロインのローズが大海原を感じながら両手を広げ


レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ジャックが愛おしそうに後ろから抱きしめる


その屈指の名シーン




「ママー、この人達何で、お船の先っぽで組体操してるのー?」


"名シーン"があっという間に"迷シーン"



ゴメンね、ディカプリオ!!




「く、組体操じゃないよ、そらから君。この人達は、うーん、なんだろ?」


説明しようとすると説明するのは難しい。


よく考えると船の先端で危ないね。


実際にやられるととんだ迷惑行為だね。


真似する人、昔は結構いっぱいいたんだよ。(今もいるのかな?)




わたしもやった。(てへっ)






「このお船、日本に来るー?」


タイタニックの行き先が日本だったら沈没せずにすんだのにねぇ。



「日本には来ないよ。外国に行くんだよ。」



「外国人なのに外国に行くの?変なのー。」


そらから君にとって世界は、日本と日本以外の外国の2つのみだもんね。



「コレ魔法使い出て来る?カリブの海賊は?」



「あはは、出ないよ。この映画はね、タイタニックって大昔の船が沈没しちゃう本当にあったお話しなんだよ。」


秒であらすじ説明終了。


3時間くらいある映画たけどね。




「そっか、もう大昔に沈んじゃってるんじゃ助けられないね。ヒーロー間に合わなかったんだ。」



「えっ、うん。」



「次は間に合うと良いね!」



僕らは今を生きている






「まぁいいや、そらから君もお船で遊ぼう!ママ敵役やってね!」


映画鑑賞会強制終了。




「ワンワン船長がお船運転してるところにママやって来て!」


お気に入りの白いぬいぐるみとオモチャの船を持って来る。




船の方が小さいけど、サイズ的に大丈夫かな?



「わかった!じゃあママはどのお人形使ったらいい?」


「ううん、お人形いらない。ママそのままでいいよ。」




「?だって適役なんでしょ?お人形使わないならママ何なの?」


「ママは巨人!突然あらわれた巨人!」




まさかの、タイタニックならぬ()()()()ニック上映開始




「ええーママちょっと嫌だよ。他のぬいぐるみ貸してよ。」


「もー!ママはいっつもヤダヤダばっかり!好きじゃなくても一回はためしてみたら好きになるかもしれないでしょ!あきらめないで!!」


あー………それ私よく言ってるぅ。そらから君によくいってるやつぅ………。



「ううっ、そ、そうね。確かに一回やってみようかな。」



じゃないと今度からその台詞使えない。




「そうよママ!がんばって!そらから君おうえんしてる!」


「う、うん。じゃあ行くね。」




「いつでも良いよー!ポッポーお船が通りまーす。ハイ!ママ今!」



いつでも良くないピンポイントタイミング来たね!



「う、うぉー!!その船お宝よこせ〜。」


両手を挙げて襲いかかるフリ。



「出たな巨人!!みんな!!行くぞ!!ワンワン船長に続け!」


おお、他にも仲間がいるんだね?





「行くぞ!駆逐してやる〜!!!!」


!!!何か違う世界線出てきた!!それ完全に進撃の◯◯!!



「そ、そらから君、何でそんな言葉しってるの?駆逐なんて言葉どこで聞いた?」


「パパがねとふりで見てたのでやってた!」



アイツかい!!



「いや、それあんまりいい言葉じゃないからね。違う言葉を使おうか?」



「違うのって何?あっ、ぶっころす?」



アイツほんと何みせてんだ!!!



「えっと、えっと、『たおしちゃうぞー』とか『おこっちゃうぞー』とか?」


「なんか格好悪いからヤダ!」



うん、たしかに。



ボキャブラリーが増えるのはいいことだけど悪い言葉も覚えてきて難しい。



そして悪い言葉の方が格好良く聞こえる不思議。



とりあえずどなたか駆逐と上位交換できる言葉を教えてもらえませんかねぇ?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ