1日目
「大変だ!ワンワン王国が滅亡した!!」
大きなクマの縫いぐるみを抱えているそらから君の周りには犬のぬいぐるみが転がっている。
なるほど、さてはそのクマがワンワン王国の敵キャラですね!
「よーしこのクマめ!ワンワン王国を攻めるとは悪いやつめ!この勇者が成敗してくれる〜!」
オモチャの剣でクマの頭をポコンと叩く!
「なにしてるの!!!!???この子は王様なの!!!敵の魔法使いはもうおうちに帰ってるの!!」
激オコのそらから君
「えっ、そうなの?ごめんね。えっワンワン王国なのにクマが王様なの?それで敵は帰っちゃったの?」
「そういってるでしょ!王様は魔法でクマにされちゃってるの!もぉ〜何でわかんないの!」
そっかぁ魔法でクマにされちゃったんだー。
イッヌをクマにする魔法か。
何でクマなの?クマの方が強くね?
うーん、ごめん分かんない。
「えーっと、呪われちゃったみたいなことかな?じゃあ王様以外はみんなその魔法使いにやられちゃったんだね?
「そう!みんな魔法使いにやられちゃったの!最強の魔法使いで、みーんなパンチしてやっつけたの。」
魔法使いなのにまさかの物理攻撃。
「そ、そうなんだ魔法使い強いんだね。」
「うん!しかも魔法使いねぇ、すっごい技もってるの。必殺技の魔法もあるの。」
おっ、魔法出てくるんだね!
「奥義が炸裂すると80億人中40人が火傷する!」
「しかも40人中火傷の原因は被ってないんだ!」
「呼吸をするとき摩擦でバーって擦れて炎が出る!」
「だから鼻呼吸じゃ駄目なんだよ!!」
「?????」
口から火を吹くとか?そんな感じかな?
魔法放たなくても世界中のどこかで常に40人くらいは火傷してると思うよ。うふふふ
スルーしよう
「怖いねえ、それでこれからどうなるの?王様はクマさんのままなのかな?」
「ううん魔法使いを倒したら魔法がとけて元の姿に戻れるから、魔法使いを探す旅に出るんだよ!」
「なるほど、じゃあ王様頑張んないといけないね!」
「王様は魔法かけられて眠いから行けないよ。王子様が行くの。」
「………そっか王様は眠くて行けないんだね。王子様が行くんだ。ってか王子様いたんだ。王子様はパンチで倒されてなかったんだね。」
私が王子たったら納得いかないその理由
「そう王子は念力使えるから!」
魔法使い VS 超能力者
一気にジャンルが変わったね
「あとねぇ一緒にいくのは王子の従兄弟のイタチと、おじさんのカンガルーと、ペットのカエルと、友達のイルカとー」
どんどん登場する新キャラだち。
けっこう生き残ってるね。そしてペットカエル、同伴なんだ。
「従兄弟とおじさんはイタチとカンガルーだけど元は犬なの?」
「そう、みんな魔法使いに変えられちゃったの。えーと何になるかは…………魔法使いにもわからない。」
とんだヘッポコ魔法使い
「そっか、じゃあ皆頑張って魔法使い倒さないとね!そらから君も頑張ってね!」
「ううん!今日はもう疲れたから冒険は明日から行くの!」
「そうなんだ…。」
明日っから本気出す!
ワンワン王国が救われるのはだいぶ先になりそうだねぇ。
ワンワン王国の冒険譚がつづくかどうかはそらから君の気分次第です。