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初手王手  作者: 神無月 尚己
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人生で一番怖かった夜

小説初体験の初投稿です。よろしくお願いします!


浮気は心の殺人


絶対、絶対にしちゃだめ。心がヤジロベエになってるうちに、必ずどちらかを切りなさい。

な~んて簡単に言葉には出せても。やってしまうときは止まらない。

そんな話は漫画、小説で読んだ。ドラマや映画も観た。

その時の感想はほぼ100%「浮気するやつサイテー」って言葉で終了。


そんなノンフィクションの世界だったお話が

もしリアルに起こったら

あなただったらどうする?非現実だからこそ、一度妄想で考えてみてほしい。

愛しぬくと決めた人へ法的に追い詰めなければいけない。それでも嫌いになりきれない葛藤。

精神的に弱ってるときに突如訪れる変愛。そんなお話。

私は藤田(ふじた)さくら30歳。夫は藤田慎一(ふじたしんいち)

私たちは同級生で付き合ったのは学生時代からで結婚5年目なので12年の付き合いになる。

2人の子供もいる。


夫の出身は中部。私は関西。大学が同じで留学も就職の遠距離を乗り越えの結婚だった。

両家も大賛成の結婚で順風満帆だったはずだった。

お互いの知らない土地に住み、富士山の八合目が見える長閑で温かく人情あふれる街で過ごしてた。

その日が来るまで親戚が近くにいなくて辛いなんて感じなかった。閉鎖的な土地だってデマを誰が流したんだと怒りたくなる。我が家はご近所さんやママ友など県民の人たちに支えられて暮らしていた。


それが2020年10月のある夜突如として崩れた。

深夜に飲んで帰ってきた夫が「さくらごめん。気になる人がいる。今、外にいるんだ。会ってほしい。」

寝ぼけてる私はこいつ何を言ってるんだ状態で数秒後には頭の中は大パニック。

夜中2時半。子供たちは別室で就寝中。

もちろん嫌だと抵抗した。無駄と思っても止めた。しかし夫は玄関に行ってしまう。


夫が女を連れてくる数分の間、110番に電話をかけることを考えた。夜中でご近所に迷惑かかるんじゃないかと考えてしまった。気づけば義母に助けを求める電話をしていた。

義母は夜中でも電話は出てくれた。「どうしたの?!え?慎一が女?さくらちゃん離婚したいの?じゃあ嫌だと胸を張って言いなさい!」と言われて電話を切った。


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