表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/113

終章

 大切にしていた双子の妹に裏切られ、愛する人にも思いが届かずに失意の中儚くこの世を去った令嬢は、優しい精霊たちの思いから、第二の人生を得た。

 次の人生では、前世では与えられなかった優しい家族の愛で溢れた幸せな生活を送っていた。

 

 そんな中、運命の人と出会った少女は、それを運命とは気が付かずにいた。

 すれ違い、一度はその手を離れてしまった「恋」は、やがて「愛」へと形を変えていった。

 

 運命は、前世で愛した人をもう一度違う自分が愛するというものだったのだ。

 

 少女は、恋を知り、愛を知って、初めて前世の自分を受け入れ一つとなったのだ。

 

 そんな少女は、愛する人と結ばれて、幸せとなった。

 与える愛、与えられる愛。


 花に水を与えるかのように、お互いに愛を注ぎ合い、お互いを大切にし合ったのだ。

 

 幸せを分かち合う、伴侶との生活で少女は美しい大人の女性として花開いていったのだ。


 周囲も羨むほどの、比翼連理の鳥となった二人を見た者はこう言ったそうだ。

 

「いつか、自分にもあんな運命の人が現れるといいな……」


 そしていつしか二人には、新しい家族が増えていき、愛に溢れた家族はアメジシスト王国で一番幸せな家族だと言わんばかりに国中に知られていったのだった。

 

 


『妹に全てを奪われた令嬢は第二の人生を満喫することにしました。』 おわり

本編完結です。次回から、IFと後日談の掲載となります。引き続きよろしくおねがいしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ