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29、これで勝てる?

 どうやら初めの目的が変わって、料理人のギルドを奪い、店を出す権利などを奪ったらしい。

 酷いなと思っているとそこでクレアが、


「でも今度のフリーマーケットでの料理勝負で勝てれば、その料理人ギルドの権利を全部返してもらえることになっていたんです。だから料理人を探したのですが……」

「買収などがされていたと?」

「はい。それに彼らは武力……食材すらも自分で集めるという事もあった魔法や武器の扱いにたけているのです。それにより逆らえるものもほとんどいず……ですが武力だけならいざとなれば何とかできます。ですができるだけ穏便に事を運びたいというのもあります」


 そう放して深刻そうにクレアが黙る。

 けれどそこでずっと黙っていたサラが、


「……異世界人の力を借りるのは癪ですが、この状況ではどうしようもないのが事実です。ですからあなた方の力が必要なのです」

「わかりました。寿也、責任重大だぞ」


 それに寿也が頷いて、別の種類のカップラーメンを作り始めた所で誰かが走ってこの部屋に来た。

 現れたのはクレアの父親で、


「い、今、“自称・悪の美食会”がここに来なかったか?」

「いつものように嫌味を言っていただけです。それよりお湯とその手に持っているのは何ですか?」

「酔い止めだ。つい持って行ってしまったので今持ってきたのだが……」


 と言って薬を百合が貰う。

 もう酔いは何とかなっていたが貰うことに。

 そしてお湯を使いカップラーメンを作って……。


「う、うまい、しかもこんなに手軽に作れるならば……勝てる!」


 そうクレアの父親もそう告げたのだった。

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