表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/96

23、移動

 そうなるとこれだけで六十万。

 そう考えるとあまりにも法外な金額過ぎる。だから俺は、


「これは少し多すぎでは」


 それに答えたのはクレアだった。


「いえ、こういった珍しいものを食べさせていただいたことと、異世界人の客人を私達の家に迎え入れることと……そしてこういったすぐに食べられるような食品をもっといくつかの種類を提供していただきたいのです」

「? それは……寿也、かまわないな?」

「うむ。インスタントラーメンの良さを思い知らせてやる」


 と言って寿也が機嫌をよくしているので、俺としては特にいう事もない。

 食べ物を出して喜んでもらえるならそれでいいだろうと俺は思っていたのだ。その時は。


 だが……それがすべての間違いの始まりであり、この世界の……別な意味での戦いに身を投じることになろうとは、この時の事を後々思い返しても、よく分からない思いに俺は駆られるのだった。









 そして食事を終えた俺達は、クレアの馬車に載せてもらって移動をすることに。

 とりあえず呼び出した家は消したが、


「一瞬で先ほどの家が消えるのですか」

「俺も未だに夢のような気がしているよ」

特殊能力チートではそのようなことができるのですね。女神様の祝福……そういったものが私も欲しかったな。ほとんど異世界人だけの特権のようなものですしね。もっともその人の性質にもよるらしいのですが……」


 といった話を聞いて俺は、寿也を見た。

 彼がカップラーメン好きなのは有名であり、それに見合った能力だ。

 そしてゲームが好きな俺は、この能力。


 となると、百合の能力はどういった意味があるのだろうと考えたが結局分からなかったのだった。

評価、ブックマークありがとうございます。評価、ブックマークは作者のやる気につながっております。気に入りましたら、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ