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20、お味噌汁

 そしてお湯が沸くころにはカップにすべてを設置し終えて、後は羊羹を着るだけになっていた。

 お湯を入れて、お味噌汁とお茶を作っておく。

 お味噌汁はフリーズドライにしたものが完全に出来上がってから持っていく。


「どうぞ」


 というわけで三人の前にそれらを置くと、メイドのサラが俺に、


「なんですかこれは、茶色の濁ったスープ……しかもこれは……葉っぱのような……」

「わかめです。海に生えている植物です」

「……そう」

 

 サラはフォークでそれを拾い上げて上から下から左右からと、警戒するように見ている。

 しばらく時間がかかるかな、などと俺は思っているとそこでクレアが、


「この白いものは何ですか?」

「大豆を絞った汁……豆乳を固めたもので、豆腐という食べ物です」

「そうなのですか。こんなものが……どんな味なのでしょう?」


 クレアがそう行ってさっそく口につける。

 サラがクレア様と声をかけているがクレアは味噌汁に口をつけて、


「! 温かくて優しい味がします。それにこの豆腐? ですか? やわらかくてトロっとしていて口の中に入れた時の触感がいいです。美味しい、私は好きです。この海藻はどんなものでしょう? ……歯ごたえが好きかも」


 といったように、豆腐とわかめの味噌汁(定番)を喜んでもらえた。

 サラはそれからすぐにお味噌汁を飲んで、まあまあですといって全部飲み干したり、ケロンは二人の様子を見てから味を見ていた。

 それから俺達は、デザートの羊羹とお茶の準備を始めたのだった。

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