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17、カップラーメン

 すぐに食べられる、その一言にクレアが反応した。


「是非食べてみたいです、異世界の食事!」

「そうですか、ぜひお食べください。他の方々はどうされますか?」


 そこで御者のおじさんが手を挙げて、


「せっかくだから食べてみる」

「ケロンさん!」

「今のうちに変わったものを食べよう。戻っても、またひと悶着あるだろうからね。それに……食事には食事で、とも考えられるだろう? 出来るだけ今のうちに変わったものを食べておくのも有効な手段だ」

「……く、そうですね」


 サラはそれを聞いてしぶしぶといったように頷く。

 だがそれを聞くとカップラーメン以外にもご所望のようで、すでに寿也は無料であげることにしているように感じた俺は、寿也を連れて部屋の過度の方に行き百合と、


「とりあえずカップラーメンは無料にしておいて、他の食事は有料プラスこの地方の話などを聞けないだろうか。ここでこの地域の情報と貨幣が欲しい。それを元手に情報などを集めよう」

「……仕方がないね、うん」

「……分かった、協力しよう」


 といった話をして俺は、その話をクレアにすると、


「かまいませんよ。というか異世界人であれば、我々貴族に保護の義務があるところがほとんどですから」

「そうなのですか? でも、すぐに頷いてもらえて助かります」

「いえいえ。では、そろそろよろしいですか」


 そういわれて俺はとりあえずお湯を沸かして、その間にどんなものがいいだろうかという話し合いをしつつ……気づけばお湯が沸きあがり、そしてカップラーメンにお湯を注いでから、


「三分待ってください」


 そう告げてフォークを三人部差し出したのだった。

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