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第四十話:龍神

 社長室の扉が勢い良く開けられれば、バスターの戦闘服を身に纏った高校生達が慌てて入ってきた。


「社長っ! 私達をブラッドに援軍としていかせて下さいっ!」


 紫織は翡翠と大地を引き連れて義臣に詰め寄るが、彼はそれを拒否した。


「駄目だ。尊氏のレベルが夢乃以上に値する状況で出撃することは許可できない」

「だけどこのままじゃ……!」

「義臣、わしが出る。そのガキどもを連れてな」


 そこには意外な人物が立っていた。


「翔、しっかりしろ!!」

「かっ……!」


 息はあった。しかしギリギリの状態だ。夢乃が近くにいることは間違いないが、戦闘中だということは魔力で分かる。


「待ってろよ、すぐに援軍を!」


 そして遮れた希望。そこには二人の尊氏の影。智子と氷堂仁のもとにいた奴等だ。


「夢乃のチームといえども、私の影にまだ勝てんとは……」


 二体がじりじりと詰め寄ってくる。一体相手に騙し討ちで精一杯だというのに、さらにまだオリジナルに会えないというのに……!


「翔、お前の命俺に賭けろよ!」


 快は強力な結界を張ると一気に自分の力を解放する。しかし、先程までの魔力とは少しだけ違った。


「力が変わったな。何をする気だ?」

「一瞬だ。親父から絶対使うなといわれていたが、そういうわけにもいかなくなった。召喚の中でも雷神を越える奴だ。かつて親父と戦ったことがあるならわかるだろう?」


 さすがの尊氏にも余裕がきえた。雷神を越える義臣の十八番、それも息子が使うなら間違いない!


「ドラゴンか……」

「龍神だよ!」


 暴風が快の周りを取り巻き始める! その異常な力はコンクリートの壁に亀裂をいれ始める。そして青い目をした快は理性をギリギリ保ち尊氏と対峙した。


「オリジナルを引きずり出す! 召喚! 神龍!」


 まばゆい光が空間をすべて切り裂く! そして現れた一体の龍。


「お前を掻き消す!」


 快は不敵に笑った。



またしばらく書けなくなりますが、待っててくださいね。

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