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第三十四話:召喚剣士

 数分の睨み合いが続いた後、先に仕掛けたのは白真の方だった。


「火遁!」


 剣から繰り出された魔法を防御用の大剣で海原は受ける。普通の使い手が使うものより威力が大きい。おそらく剣自体が大きな魔力を持っているのだろうと海原はそう考えた。


「炎タイプか」


 冷静に相手の動きを見ることもできる。そうスピードの速いタイプでもない。もちろん急激に力を上げてくるタイプもいるため油断はできないが、この少年は安定した戦いをするタイプだ。


 しかし、ここからその予想は一気に覆される!


「それだけじゃない。氷柱!」


 無数の氷の矢が繰り出される。


「氷タイプも使えるのか!」

「まだまだ! 雷鳥!」

「くっ……! 今度は雷だと!?」


 戦いに繰り出してくる自然系のタイプが三つ。しかも全て性質を変化させるという芸当までやってのけて……


「お前、何者だ?」


 たずねられた問いに白真は丁寧に説明した。


「たいていのバスターは一人一つの能力が普通。化物でも三つから五つだ。だが、俺の場合は違う」


 繰り出されたのは無数の蛇!


「無限ナイフ!」


 すばやい反応が自分の命を救った。白真が繰り出したのは毒蛇!


「お前は召喚士か?」

「いや、少しだけ違うな。俺はバスターの中でも極僅かしかいないタイプ、「召喚剣士」だよ」

 

 召喚剣士。それは自然魔法、魔物を召喚するバスターの中でも特質な存在だった。掃除屋世界の中では「無敵の能力」と謳われるほど希少なタイプなのである。


 ただし、それを召喚するにはかなりの力を必要とし、さらには数少ない「召喚剣」の使い手でなくてはならないのである。白真はまさにその召喚剣に選ばれたバスターだった。


「お前の情報はすでにこっちに入ってる。大人しくここで負けを認めれば捕らえるだけで勘弁してやる。うちは人殺しはしないんでね」


 召喚剣士と戦うこと自体がほぼ敗者となる、さらに白真自身の実力も並大抵のものではない。しかし、そんな現実を突き付けられても海原は冷静だった。


「……そうか。ならば先に謝っておこう。全力でいくと言いながらお前を舐めていたことを」

「ああ、あんた優しそうな性格してたし」


 白真はにやりと笑う。


「そうか。だが、残念だ」

「うっ!」


 突如、白真の体に切傷が刻まれる!


「お前がいくら召喚剣士だろうと、経験の差は埋めることは出来ない」


 新たに白真の頬に切傷が走った……



今回はがんばってみましたよ(笑)

その理由はひとつ!

更新が来週一週間とまるからです(笑)

ですが、もう少し書きますんで、待っててくださいね☆

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