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ナンバー9  作者: 蒼碧
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とにかく死にたくない

とにかく死にたくない俺は厨二病の中でもいぶし銀なスキルや耐久系に興味があったため、そんなスキルはないかと女神様にお願いしたらスキル【金剛体】というものがあるらしく、動いていないときに体がダイヤモンドのように硬くなるスキルだということだ。習得方法は自分の限界ギリギリまでのダメージを正面から受け続ける経験を何度も行うことらしく、本来習得まで途方も無い時間がかかる盾職の上位スキルらしいが、戦闘系スキルを無駄に極めて時間すら操れるようになった神様に修行のために異世界(砂漠)での時間の進みをものすごく遅くしてもらうことで修行に付き合ってもらい、なんとか会得した。


限界ギリギリまでの攻撃を砂漠のきつい状況下でなんども受けてはヒールを打たれるのを繰り返すのは苦行だったのでスキル【苦痛耐性】もついたし、ゲームでいうところのMPも伸びたらしい。MPを使うスキルはなく今のところ使わないと思っていたが、異世界転生物でおなじみのアイテムボックスを使うのに1kg=1MP常に消費しなければいけないらしく、これも無駄にはならなかったようだ。とにかくかくして修行は終わり、俺が元々行く予定だった異世界への旅が始まるかと思いきや、まだ攻撃系スキルを会得していなかったので教えを乞おうとしたところ女神様が嫌がる。どうやらアイテムボックス一杯に物を持ってきてほしいらしくなるべくMPを使う魔法の類を教えたくないらしい。スキル【異世界転移】を使えば厳しい環境からでもすぐに逃げられるからこれ以上スキルは必要ないだろうとのことだ。小一時間ゴネたがこれ以上の説得は無駄と判断して俺は元行く予定だった異世界に転移することにした。

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