表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

閑話 その他の龍の民の反応

「ふはははは…!まさか早速暴食のやつが負けるとはな!しかも怠惰なんぞに負けるとは…だから俺の下に入れと言ったというのに。なぁ、お前達?」


「はい、ゼノ様の言う通りでございます」



両端に女性を侍らせ、笑みを浮かべるゼノ。



「俺に全く靡かなかったあいつを落とすとは…怠惰の奴が気になるじゃないか…喜べ、怠惰。お前はこの色欲の目に適ったぞ」



その居城に笑い声が響いていた。



◇◇◇



とある地の屋敷にて、老齢の男がそれを感じ取っていた。



「なんと…暴食が怠惰の下に着いたか。まさか怠惰がこの戦いに参戦するとは思わなんだ。これは先手を打つが得策かもしれぬな」


「親方様、私が先遣隊として、参りたく存じます」



背後より、地に膝を付く女が老齢の男に進言する。



「では、私も共に行こう。場合によっては策がある。憤怒の血族の長として、見極めねば」



◇◇◇



「暴食が落とされたか…怠惰に手を出さなくて正解だったねぇ。なら、あたしは他のとこを狙うとするかな…」


「レイラ様、ご報告がございます。嫉妬の奴がこちらに向かっているようです」


「ほぉ…あのビビりが向かってくるか…何のつもりだい?良いだろう、こっちも第一部隊を連れて出るぞ!」


「はっ!」


「それが終われば…」



◇◇◇



「私も、私も行くのです!たいだの人が気になるのです!」


「ソラ様!気持ちは分かりますが、まだ今のお力では…」


「…おい、こいつが行きたいって言ってンだ…。何とかすんのがお前らの仕事だろ?」


「ソ…ソアラ様…ですが、宜しいのですか?」


「あ?良いんだよ、あたしの幸せはこいつが幸せな事。それ以上に優先するものなんてねェ」


「…分かりました。貴女様がそう仰るのであれば…」


「あン、分かりゃいんだよ。とにかく今は…」



◇◇◇



「怠惰を俺の下に付ける!」


「怠惰と話がしたい」


「怠惰の対策会議だ」


「怠惰の奴と会うしかねェな」



四者四様、様々な思惑がありながら、それぞれの龍の民が怠惰の血族、ジェイドとの接触を図ろうとしていた。


そのころ、当の本人は。



「はっくしょん!なんだ…龍の身体も風邪引くのか?」


「どうかしたか?主」


「いや、なんでもない。さ、戻ろうぜ」


「あぁ」

短いですが、閑話なのて投稿しました。

全10話程の予定です。閑話はカウントしません。

3月は更新頑張ります!

閲覧ありがとうございます。

感想、誤字脱字等の報告よければお願いします。

ブクマや下の評価いただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ