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一投目で!けどでも…。

やっぱアタリはちゃんと取って釣りたいもの。これじゃ「釣った」じゃなくて「釣れた」やね。

 秋も徐々に深まってきつつありますな。

 2~3週間前までは完全な夏で、エアコンなしじゃ寝られんぐらい暑かったのに。

 ここ数日、夜限定でなかなか涼しゅうございます。

 それに伴い虫たちの鳴き声にも変化が。

 昼間喧しかったセミたちは、ほぼツクツクボウシのみ。それもパラ~ッとしか鳴いちゃいない。そのかわり夜になるとコオロギやらキリギリスたちがスンゲー大合奏、といった状況でございます。

 季節の移り変わりを耳と肌で感じつつ、釣り場に行く時間を少しだけ早くしてみたりして。


 おっと~。


 季節が割とシンクロしてしまっているため、いかにも最近あった出来事のように振る舞っておりますが、実はこれ、3年前のお話。


 いくら釣れなくなったとはいえ、フィールドには出ているワケで。

 そのため乏しい釣果ながらも出会いはあるのです。

 よって、文章弄っている間に実績がコキ溜まり、追いつくどころかどんどん引き離されるとゆー有様。

 只今最新話は160話超え。

 今後も釣りに行きまくるのは確実なので、さらに引き離されるものと思われ…なんかスンマセン。


 言い訳はこれくらいにしときまして。


 今回はいつもよりすんなり本編に入れそうやな。

 やっぱ、会社カンケー何もないといいよな。こげなふうに平凡な日常がずっとずっと続きますよ~に。と、ワタクシは切に願うのでありました。 ←三年後、プーになっているとか知らない頃のお気楽な自分…なんて可哀想なんでしょ。




 それでは早速タックル編へと移っていきましょうかね。

 今回活躍してくれたのは、


 ブラックレーベルPF6101MLFB+SS AIR8.1R。


 出番はそこそこあるくせに、「釣らなくては!」とゆー気持ちが強過ぎて、空回りしまくるタックルですな。

 気になったのでどれくらい釣れてないか調べてみたら、ちょうど半年…そーとー長いこと活躍できていなかったのねんのねんのねん。

 と、ゆーワケで、今回はこいつらのおさらい、やっときましょうそうしましょう。


 まずはサオから。

 ブラックレーベルPF6101MLFBは、ちょっと長めで強めのベイトフィネスロッド。

 遠投対応ってことで、通常のベイトフィネスロッドよりもちょい長め。具体的には6~7インチ長いかな?とかなんとか言っておりますが、比較対象持ってないから遠投できているかどうかなんて全然分かんねぇんだわ。ただ、不自由ないくらいには飛んでおりますよん、とゆーことでご理解のほどを。

 かなり繊細な部類に入るんだけど、「パワーベイトフィネス」と言われているだけあって、寄せる力は強いかな。具体的には40UPブチ抜けてしまう程強いよ。そのためインプレッションでは「こんなの求めていたベイトフィネスロッドと違う!」とか「強過ぎる!」って意見が多いかな。まぁ、分からんでもないけどね。自分は安心感があるので好きかな。

 シャキッと感がかなり強めで鋭敏。撃ちのサオ特有の「コンッ!」って感じの金属的なアタリが出るよ。

 自重はかなり軽い。カタログの説明には「極端な軽量化は止めた」的なこと書いてあるけど、十分軽いよ。

 性能の割に安い。

 といったことが長所になりますよん。

 短所は、メインのパーツ以外金が掛かってないため塗りがよろしくないところ。一年ぐらい経過するとブランクスの表面に塗布してあるクリア塗装が虫食い状に剥がれてきて、かなりみすぼらしくなる。これ、ブラックレーベル(初代、ね。現行モデルは持ってないので知らん)全般的に言えるコト。

 極端に軽いルアーには向かないかな。SS AIRの説明にある「1円玉クラスのキャスト」なんかはできないからね。っち、これは自分の使い方の問題だから短所じゃないよね。

 サオはこんな感じかな。


 次にリール。

 SS AIR8.1RはフラッグシップであるT3AIRの次に位置するモデル。

 初代スティーズや初代アルファス、SV LIGHT LIMITEDといったリールたちと基本構造が同じになるのかな。で、T3AIRと同じスプール(たしかブレーキ特性が違ったような。だから互換性は無いはず)を搭載したベイトフィネス機になるよ。

 長所は軽い。フレームとセットプレートがマグネシウム製なので、145gしかないもんね。

 バックラッシュしにくいのもいいよね。

 説明書読むといろいろな制限あるけど、実はそこまで神経質にならなくていいほどには頑丈。スプールの変形を防ぐため、「重いもの投げるな」とか、「根掛りは糸を手で持って切るように」とか、それはもう脅しのように書いてあるのだけど、フツーにタフ。赤羽修弥プロとかフツーのベイトとしてテキサスリグ撃っているもんね。だから、根掛った時サオ煽って切ってしまったとしても、それくらいじゃ歪んだりしないから。まぁ、率先してやれとは言わないけど、ついついやっちまったレベルぐらいじゃびくともしないとゆーことで。重いルアーに関しちゃ繊細なサオ使っているから、そもそも使う気にはならないし。ぶら下げただけで「あ!これ、投げちゃいかんヤツ。」感、漂うもんね。

 まあまあカリカリにチューンしてあるベイトフィネス機なのに、そこまで高額じゃないところも好感持てるかな。

 といった長所があるよ。

 短所はドラグ力が弱いことかな。アワセ入れたらズルーッ!と滑るもんね。カタログ値は4kgだけど、同じ値のアルファスSVやミリオネア凛牙と比較するとあからさまに弱いよ。これ、かなり多くの人が思っているみたいで、社外品には強くするパーツ売っているよ。ま、自分はコレ、絶対的な短所とは思ってないから装着しないけどね。とゆーのも使用している糸が8ポンドフロロなんで、そんなに強いわけじゃない。勝手に滑って糸切れ防止してくれるから結果的にありがたいのよ。

 スプールベアリングの耐久性少し低いのが気になるかな。2年ぐらいで異音しだすもんね。マイクロベアリングといわれる小さなベアリング使ってあるからしょーがないんだけどね。

 自分的には何も困らないけど、淡水専用なコトがヤな人もいるよね。ちなみに現行型はソルト対応になっております。

 ブレーキが少々シビアかな。設定決まってしまうまでは何度かバックラッシュ覚悟しといたほうがいい。とはいえそんなに激しくはないけどね。たしか、川口直人プロはこのことを嫌っていたような。だから、スティーズAIRデビューするまではずっとT3AIR愛用していたもんね。違ったかな?

 AIRブレーキの引き摺った感が強いので、嫌いかな。ただこれ、ものすんごく好みの問題なんだけどね。気にならない人もいるみたいだし。

 ベイトフィネス専用機なのでかなり偏った性能のリールだけど、ちゃんとした使い方すればいい仕事してくれる優秀なリールだと思うよ。

 こんな感じでタックル編は〆ようかな。




 続きまして実釣編。


 午前中、福津市の釣具屋さんにリールの修理を依頼&ちょっと物色。

 帰って昼飯食ったら釣り具の準備。


 どこ行ってみよっかな?


 無いアタマで考える。


 土手は只今いろんなところで草刈り中。家の前もちょうど作業の真っ最中やしな~。ホントはもうすぐ田んぼ終わって水位が下がるから、今のうちに釣っときたいんだけど、こればかりはしょうがない。


 そーいや河川公園は草刈り終わっとったはず。


 一瞬良い案に思えたのだけど、草刈り直後で人がやたら多いんやった。


 マジ、どこにすっかな?


 一生懸命考えた挙句、思い付いたのが結局ゴムの場所とゆー…ホント自分、冒険心の欠片もないよな~。

 心の底から呆れてしまいます。


 続きましてタックルの洗濯屋ケンちゃん…じゃなかった。選択。

 ここ数回、パワーフィネスが調子よかったから今日も使うつもりでいたんだけど、サオ置き場見ているとSS AIRのセットが目に入った。


 あ、そぉいやコイツでしばらく釣ってなかったな。今日は弱いタックル、ベイトフィネスにするか。


 一本目、決定。


 引っぱり出すとノーシンカーがリグってある。

 ゲーリー6インチワームの赤に銀ラメをセットし、直前にはスプリットショット打つ。


 あとはフツーのベイト…凛牙使いたいな。

 二本目はギャレット・ディツアーエディションGDEC 622-M+ミリオネアHL SLC凛牙。

 糸はフロロ14ポンド。

 ルアーはOSP3.5インチドライブスティック。色はグリーンパンプキンシード。

 リグはノーシンカー、とゆー名のウェイテッドフックもどき。


 巻きは…釣れんきいーや。

 強いベイト使おっかな?

 三本目はタトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020。

 糸はフロロ20ポンド。

 リグはノーシンカー。

 ルアーはゲーリーのハガー。色はダークブラウンギル。


 決まったので、こいつらをハイエースに積み込んで、いざ出発だ!



 ゴムの場所に着くと先行者はいない。

 荷物をおろして釣り開始。


 まずは一番弱いのから。

 6インチワームのスプリットショット。

 かなり軽いリグだから、ブレーキ設定し直さなくちゃならない可能性大。

 試しにそのままのブレーキ力で捨てキャスト。


 カチッ。


 クラッチ切って、バックスイングからの~…ビュッ!ヴ―――――ン…ポチャ。

 着水と同時にサミングするも、幾分糸が浮いた。


 一個強くした方がいいな。


 ブレーキダイヤルを強める方向に一つ回す。

 出過ぎた糸を引っ張り出すとすぐに直ったので、弛んだ糸を回収しルアーにアクションを加え…られない。


 ん?


 既に重さが乗っている。


 え~くそ…フロロっち比重高いき、すぐ沈むんやんな。バックラ直しよる間に引っ掛かっちょーやんか。


 な~んてこと考えながらさらに巻き取ると、


 グイ~ン!


 突然生命感に変わる。


 ウソ?食っちょったん?


 バックラッシュが直るまで、かなりの時間が経っている。


 飲まれた…よね?


 取り込んだ後、大出血する光景が頭をよぎる。


 魚、ゴメン!


 謝りながらリールを巻く。

 突っ込みがかなり激しい。


 キリ…キリ…キリ…


 ドラグが滑る音。

 障害物の方へと突進する魚。


 そこ、なんか大きい岩みたいなのあるのに!潜られたら切られるやんか!!


 サオを目一杯立て、必死こいてリールを巻くと僅かに軌道が逸れた。

 どうにか躱せたっぽい。


 必死こいて巻く。

 突っ込まれる度にドラグが滑る。


 相変わらずドラグ力、弱いな。


 冷や冷やしながらリールを巻き続けると、どうにか足元。

 やっぱしこの魚も足元の深場に突進して抵抗しやがる。

 ここって矢板が岸と垂直に入っているところあるし、杭が数本立っている。

 潜られでもしたら、20ポンドフロロでも呆気なく切れるのよ。

 魚も釣られ過ぎて魚も学習したんやろうね。必ずここに突進するもんな。


 数度の突進をどうにかやり過ごすと浮いてきた。

 そのまま護岸に接岸させる。


 かなりデカい!


 抜き上げようかとも考えたんだけど…無理でした。

 ハンドランディングの体勢になり、右手にサオを持ち替えると高く上げる。

 接岸してもなお暴れる魚。

 大人しくなった一瞬を狙って左手親指を口の中にねじ込んで…取った!


 マジマジと魚体を見てみる。

 お腹が一旦凹んで回復途中。まだまだ膨らむ余地のある女の子。

 この子、完全回復したらゼッテーかっこいーぞ。そん時は時また会いたいな。

 ちなみに恐れていたハリ掛かりは…飲まれちゃいなかった。


 良かったぁ~…。


 一安心。

 ハリを外し、いつもの如く記念撮影したらサオの模様で大きさ測ってリリース。

 下アゴ持ってそっと水に浸け、解放してあげると水しぶきを上げて勢いよく深場へと帰ってゆきましたとさ。



 一投目で釣れた!しかも早い時間に!とゆーことは、追加だ追加!


 けどでも…


 必死こいて頑張るものの、


 ルアーを変えてもダメ。

 タックルを変えてもダメ。

 小移動してもダメ。


 何をどうしても次が出ない。


 はい、詰んだ!


 流石ハイプレッシャーなのでございます。

 完全に手に負えないので撤収することにしたのでした。


 帰って測ると38.5cmもあるじゃ~ないのよ!


 でもね~…ちゃんとアタリ取って掛けてないから素直に喜べない。なんか、でったん印象薄いし。

 まぁ、ファイト自体は楽しかったんだけどね。


 次はちゃんとアタリ取って釣るぞぃ。


 と誓うZee-Ⅲなのでした。


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