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PE仕様スピニングで。

ヘタクソゆえの、苦肉の策。

 ワタクシ、スピニングのテクがあまりにも残念過ぎてですね。


 どう残念かと言いますと、左手で巻けないのですよ。

 でもこれって昭和40年代生まれの釣り人にはまあまあ当てはまると思うんだ。


 自分らが10代の頃、スピニングリールってね、今と違って買うときハンドル右巻きでセットされていたのよ。まぁ、本体見ただけで左巻きに変えられるってすぐに分かるのだけど、それをわざわざ変えようとか思わないんだよね。だから、その癖完璧に着いちゃってて、今更左巻きに変えるとか無理なのよ。


 スピニングってね、構造の特性上、あまり巻き上げ力が強くないのよね。だから、一般的には強い方の手(利き手)でサオを持って、逆の手でハンドル回すっつーことを言われている。

 右利きの人をこれに当てはめると左手で巻くとゆーことになるじゃない?でも、上のような理由があるもんだから、全く左で巻けないのよ。

 10数年前、釣りビジョンに影響されて左巻きでやってみたけど、ま~バラすバラす。

 結局一本も上げることができなくて、釣り場で右巻きに戻すとゆーオチが待っていたよね。


 右利きの人間の右巻きスピニングの何が良くないって、とにかくドラグ操作が良くないんだわ。

 魚掛かってドラグ緩める時、不自然な方向にノブ回すことになるから咄嗟にできないのよ。これでモタモタしてしまうもんで、間に合わなくて障害物に潜られたり糸に限界が来たりして切られてしまう。

 ただでさえ釣れないのにこんなことじゃ釣果伸びるわっきゃないよね~。


 だからちょっと前、ついに「PEライン」なるものに初めて手を出してみたとゆーワケなのですよ。

 これ「パワーフィネス」って言われる分野でね、ちょびっと流行っているっぽいのよね。

 ここで、「パワーフィネス」とは何なのよ?ってハナシになるんだけど、これ、PEラインとゆー、細くて強~い糸に太いリーダー繋いで、ベイトみたいにゴリ巻きして、力任せに障害物から引き剥がす釣り方なんだよね。

 メリットとしては、ベイトフィネスよりも軽いものが投げれたりするんじゃないのかな。


 スピニングヘタクソなワタクシとしては、そりゃ~もぉ気になるワケだけど、でもね。PEラインって結び方、エッレー面倒っちくてね。動画とか画像、説明書なんかで見ていたら、秒でヤル気無くすのよ。ホント、これだけで買うの止めちまうレベル。

 あと、ナイロンやフロロに比べてお高いのも手を出さなかった理由。


 今回釣具屋で糸見ていて何故かたまたまそういう気分になってね。

 試しに購入したってのが今回のお話のはじまりなのよ。


 はたしてこれでバラシ対策になったのか、どうなのか。




 といったワタクシの残念さを頭に置きつつタックル編、参りましょうかね。

 今回のテーマはPEラインってことで、糸の紹介いきますよん。


 PEラインとは何かと申しますと。

 まず釣り糸って大まかに4つに分かれるのよね。一つ目がナイロン。二つ目がフロロカーボン。三つ目がエステル。で、四つ目がこのPE。


 いつも使っているナイロンやフロロでも極々一般的な説明しかできないのに、初めて使うPEなんかできるわけがない。そこで「ルアマガプラス」より引用することにしましたよん。

 それがこちら。

『現在、市販されている主なラインは、素材や構造が異なる4タイプがあります。ナイロンはポリアミド、フロロカーボンはポリフッ化ビニリデン、エステルはポリエステルを素材に用いたモノフィラメント(単一繊維)ラインです。


 PEラインの素材は高分子量ポリエチレンで、PEはポリエチレンの略称。日常でもポリ袋やプラスチック製ボトルなどで目にするあのマークです。このPEの極細の原糸を複数本編み込んだり、束ねて一本のラインに仕立てたのがPEラインです。』

 以上がPEラインの概要でございます。

 で、ここからは詳しい説明。

 まずは長所から。

『この素材と構造によって各ラインの特性が生まれますが、PEラインは他の3タイプと比べて大きなメリットが3つあります。

 メリット1:細さのアドバンテージ。

 PEラインは細いほど飛距離も向上し、水深のあるエリアの攻略も容易となる。

 PEラインは同号数のナイロン、フロロカーボンより細くて強いのも大きな特長。細さは、キャスティングゲームで飛距離アップに直結。水の抵抗を受けにくくなり、深場や流れの速いエリアがより狙いやすくなります。


 メリット2:圧倒的な低伸度。

 アタリはもちろん、流れや障害物など水中での情報を多く得ることが出来るのがPEライン。

 メインラインとして使われる一般的なナイロンやフロロカーボンの伸び率は25%前後~30%前後のものが多くなります。

 一方、PEラインは5%以下でその差は歴然。低伸度=高感度で水中の情報を得やすく、アタリも明確にキャッチできます。糸が伸びないという点においてはルアーや仕掛けの操作性もPEラインの方が敏感に伝わりやすくなります。


 メリット3:抜群の直線強度。

 ショア(陸)からの大物狙いには欠かせないPEライン。

 引っ張り強度とも呼び、簡単に言えば魚と単純に引っ張り合いをしたときに、PEラインは圧倒的に強い糸といえます。メーカーやアイテムにもよりますが、同号数のナイロン、フロロカーボンの4倍以上の直線強度を発揮します。これは日本の釣り糸の「号数」は糸の太さを表示しているためです。』

 ということらしいです。


 次に短所。

『デメリット1:根ズレに弱い。

 PEラインは細い原糸を撚り合わせて構成されているので、岩など硬いものに擦れると切れやすいという特性があります。

 対策としては、フロロカーボン素材などの「ショックリーダー」と呼ばれる糸をPEラインの先端に結束することで、岩などに糸が触れる「根ズレ」による切断を回避しやすくなります。

 なおメーカー各社とも、PEラインの編み方やコーティングなどの技術で耐摩耗性をアップしている商品を開発しています。おおむね「高い=切れにくい」という見方で理解していただいてよいでしょう。

 岩場や水中に障害物が多く沈んでいるような場所では糸を太くしたり、耐摩耗性の高いものを選びたい。


 デメリット2:結び目がほどけやすい。

 PEラインは他の釣り糸素材よりも糸の表面が滑りやすく、ルアーなどの釣り具に対してナイロンやフロロカーボンで使う結び方では結び目が抜けることがあります。

 対策としては、根ズレ対策同様に「ショックリーダー」をPEラインの先端に結束することでライントラブルを減らすことができます。結束する際は「FGノット」など、ラインとラインを結ぶ際に結束力が強い結び方を用いましょう。

【ショックリーダーの役割とは】

 ショックリーダーとは、メインライン(PE)となるラインの先に適宜結ぶ“先糸”のことで、一般的にはフロロカーボンやナイロンなどのPEとは異なる素材の糸を使用します。

 PEラインのデメリットと言える、岩や障害物などによる摩耗の弱さは、ショックリーダーとなるラインを結ぶことで回避しやすくなるのです。


 デメリット3:価格が高め。

 PEラインはナイロン、フロロカーボンと比べると価格は高めです。ただし吸水や紫外線による劣化は少なく、比較的長持ちするという利点もあります。

 かつては高価であったPEラインも現在ではリーズナブルな価格のものも数多くある。』

 と、こんな感じかな。


 今回使った糸はDUEL super X-wire。

 とゆーワケで説明ね。

『PEラインの常識が変わる!

 新技術H.I.P.製法で原糸同士の密着度を高めることに成功!

 今までのPEラインでは実現できなかったハリやコシ、そして耐摩耗性の向上や色落ちの軽減を可能にしました。


 H.I.P製法(ヒートインテグレーション製法)

 原糸には世界的ブランド東洋紡の超高強力ポリエチレン繊維「IZANAS®」を採用。

 マイクロピッチブレインデッド加工にて密に編みあげ、

 特殊な熱処理を行うことで原糸一本一本を密着。

 これにより真円性が高まるとともに、従来PEでは実現できなかったハリやコシが生まれ、

 さらには弱点であった耐摩耗性を大幅に向上しています。


 1.耐摩耗性大幅UP

 角ヤスリ(#800)に対し、鉛45gの負荷で一定速度繰り返し擦りつけ、

 1号のラインが破断するまでの回数を計測した結果、従来PEの約2倍の数値を計測。

 これにより沈み根やガイドへの擦れだけでなく指かけ部分の毛羽立ち

 さらには、繰り返しの使用による色落ちも激減しました。


 2.真円性の向上

 一本一本の原糸が密着しているので、キャスト時の抵抗が軽減し飛距離がUP!

 さらにガイドとの摩擦による糸鳴りを抑制。


 3.適度なハリとコシ

 ハリがあるのでキャスト時のトラブルが激減。

 ジギングでの使用においては、水ギレが良くジグの沈下を妨げずスムーズに落とす事ができ、ラインの糸抜けによるシャクリ抵抗を極力少なくすることが可能になりました。


 4.感度UP&操作性大幅UP

 100mに1kgの負荷を加えた伸びは、従来PEの86.3cmに対し、スーパーエックスワイヤーだと44.4cm!

 約2倍の伸度減で感度が大幅UP!

 ダイレクトな操作感でルアー本来の性能を100%引き出します。』

 と、こんな糸。


 初めて使った感想としては、軽いルアーの飛距離を出しやすい。たとえばゲーリーヤマモトの2インチヤマセンコーみたいなちっこいルアーを投げた場合、ノーシンカーでもナイロンやフロロにスプリットショット付けたぐらい飛ぶ。

 そしてルアーの操作しやすい。多分これ、糸細いから水圧かかりにくいんだと思う。

 伸びが少ないとのことで、ダイレクト感が凄い。障害物に当たった時の感触がフロロよりも明確やもんね。

 といった長所を初心者なワタクシでも実感できたよ。

 で、短所。

 糸が軽いから風に流されまくる。横からの風だとナイロンやフロロよりも余計に糸出るから、思っているコースを通せない。

 引っ張り強度は強いけど、瞬間的な力には弱いみたい。根掛かりを外そうとすると、リーダーとの結び目から切れることが多かったような…。

 フォール時に出るアタリが取れないとのことだけど、これはまだ経験してないからわかりません。


 こんな感じでタックル編、おしまいで~す。




 んじゃまあ、実釣編に参りますかな。

 今日は三連休初日。

 木曜日なんで、釣り人が少ないことに期待する。

 昼飯食って、いちばん熱い時間をタックルの準備でやり過ごす。

 出撃すんのは、


 スピニングがホーネット・デビルスナイパーHDS-671MLPE+セルテート2004。

 糸はDUEL super X-wire の0.8号(14ポンド)でリーダーは12ポンドフロロ1ヒロ(1.8m)程度。

 ルアーはノイケ・ケムケムシャッドのスカッパノン。

 リグはスプリットショット。


 ベイトはギャレット・ディツアーエディションGDEC-622M+ミリオネアHL-SLC凛牙103。

 糸はフロロ14ポンド。

 ルアーはゲーリー4インチシュリンプのブルーギル。

 リグはノーシンカーとゆー名のウェイデッドフックもどき。


 準備完了!

 午後三時になり暑さのピークは過ぎた…と思いたい。

 ハイエースに荷物をぶち込んで、さぁ出発だ!

 選んだ場所はゴムの場所。

 到着すると、クルマは止まっているけど人間はかなり上流のポイントを撃っている。

 とゆーワケで、難なく入りたかったポイントGET。

 釣りするのに邪魔になるススキをハサミでちょん切って、スペースを確保する。

 そして釣り開始。


 まずはスピニングから。

 釣り場にはいつもの如く強い風が吹いている。

 ということは。

 PEには不向きな天候なのよね~。

 ここ何回かの釣行で経験済みやもんね。

 困ったもんだ。

 オーバーヘッドでキャストすると、ビックリするほど飛んでいく、のはいいんだけど、風に吹かれてそれ以上に糸が出まくる。風上にサオを寝かせた程度のコントロールじゃ手に負えないほどに。それでもどうにか底を取って引いてくるんだけど、思っているコースから大幅に逸れるため、根掛かりが多発する。サオをあおって外そうとすると、瞬間的な力でリーダーの結び目から切れる。

 悪戦苦闘を繰り広げつつ、まともな釣りができないものかと試行錯誤。


 そうしている間に風が弱くなる。

 釣りやすくはなったんだけど今度は暑さが…ジワリとにじみ出る汗。

 ススキの葉が触れたところに汗が沁みてチクチクする。

 しばらく頑張っていて根掛かり切れた際に思いつく。


 今なら2インチヤマセンコー、ノーシンカーで投げられるのでは?


 思い付いたらすぐ実行。

 4番のベイトフィネス用太軸オフセットフックを結ぶ。そして2インチヤマセンコーのプロブルーをノーマルセッティング。

 投げてみると、今まで味わったことのない距離ぶっ飛んでくれた!

 ただ、糸が軽いため、弱い風でも水面に浮いた部分がすんごく風に流される。おかげでルアーが引っ張られて寄ってきてしまうため、異常なまでに底が取りにくい。とゆーか取れない。

 せっかく未知の領域での釣りができると期待したのに、これじゃできんやんか。

 仕方なくリーダーにスプリットショットを装着する。

 すると、確実に底が取れるようになったため、操作が格段にしやすくなった。


 その一投目。

 目の前数mまで寄せてきて。

 大きな岩状の何かが沈むポイント。

 その下流側をルアーが通過中。


 ガリガリ…


 川底を引っ掻いたような感触。


 ん?


 不審に思い、巻くのを止めると


 クンッ!


 引っ張られた。


 食った!


 即座に合わせると、一気に突進。

 サオがバット部からブチ曲がる。

 ドラグはフルロックに近い状態だから、一瞬糸が出たものの、それだけ。フロロやナイロンだと緩めにセットしているから、悲鳴あげまくりなんだけどね。

 これまで経験したことがない展開。

 そのまま強引に巻くと、大暴れしながらもベイトリールみたいに寄ってくる。


 これがパワーフィネス?なんかちょっと感動やし。


 ただゴリゴリ巻くと寄ってくるけど、どうしても絶対的なパワーではベイトに劣るため、やっぱし伸されそうになる。

 とりあえず一直線にならないよう、サオを立て耐える、突進が止まったら巻く、を繰り返す。

 すると、やっとのことで足元まで寄ってきた。

 姿があらわになる。


 かなりデカい!


 抜き上げようかとも思ったけど、やっぱそこはスピニング。

 無理はせず、ハンドランディングすることに。

 右手にサオを持ち替え、高く上げると口を開けて護岸に接岸。

 暴れられる前に左手親指を口にねじ込んで…取った!

 お腹の様子は…う~ん。

 カーブが自然だから♂かな?それか完全回復か、産卵に関係なかった女の子か。


 まぁ、そんなことはどーでもいーや。

 釣れてくれたことが嬉しいのさ!


 ハリを外し、ぶら下げてパチリ。

 サオと並べてパチリ。

 記念撮影してサオの模様で大きさを測ったら、下アゴ持って水に浸け、そっと解放してあげる。

 すると一瞬フワッと漂った後、勢いよく深場へと戻っていきましたとさ。


 めでたしめでたし!


 この時既にいい時間だったんで、撤収することに。


 家に帰ってちゃんと測ると41cm。

 なかなかの大物さまじゃ~ないのよ!


 いや~、それにしてもパワーフィネスっちゃーあげん強引なやり取りできるんやね!

 ヘタクソなワタクシにはフツーのスピニングよりいいかも。


 ちょっと、オキニーになりそうよ♪

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